呪いの子、拾いました 3【五条悟】

裏 ページ3

数日後……





「3人とも同じ状況で死んでるんスよ」




新田さんの運転する車に乗り込んだ僕ら





僕は助手席、恵たちは後部座席に座っている






また僕だけ……






「自宅マンションのエントランスで呪霊による刺殺。
しかも全員、死ぬ数週間前から同じ苦情を管理会社にチクってる。

オートロックの自動ドアが開きっぱなしだって。他の住人に心当たりはなかったっス」






「へぇ、共通点が面白いね」




「おいA」





「ごめん悠仁。不思議って意味」





後ろに座る恵にスマホを近づける





「恵、エアドロして〜」




「お…おう」




「A、1000年前から生きていたとは思えねぇわ。その語彙」




「五条先生からスマホについて教わった時に興味を持って色々調べてみたの。

…………よし、ありがと」







恵から送られた被害者の写真を見る





「新田さん。共通点は？」




「3人共、同じ中学に2年間在籍してたっス」




「3年間じゃなくて2年間ねぇ……」






どうりでガラ悪そうな顔してるってわけだ






「っていうと、昔3人が同じ呪いを受けて、時が経ってそれが発動したって感じ？」




「そうっス。それ濃厚っス」




「釘崎すげぇ！」





「……2年間在籍って事は、何か学校で問題起こしたりとかしたのかな？

あと不良やヤンキー説も」







ちらっと後ろの恵を見ると、丁度目があった






バツが悪そうにして顔を背けた彼に、僕はクスッと笑った

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