守り、守られ8 ページ35
神宮寺side
紫耀はマネージャーさんに一言謝った後、何も言わなくなってしまった。
神「中で話しよ？お茶でも飲みながらさ？ねっ？」
紫「…ん。」
触れている体は冷えきってしまって、長い時間屋上にいた事がわかる。
少し、温かいものを飲めば気持ちも落ち着くはず。
神「ほら、座ろ？」
海「俺、紫耀のとなりがいいっ。」
神「うん、分かってる」
落ち着きを取り戻した海人が紫耀の隣に座る。
神「さて…。疲れた？」
紫「…」
神「ん？言いたくない？」
俯いたまま表情が見えない。
しゃがんでソファーに座っている紫耀と目線を合わせる。
神「…っ。」
いつもの紫耀じゃない…。
真っ直ぐに見つめてくる紫耀はここには居ない。
何も映さない瞳。
神「言えない？」
紫「…」
首を縦に振った。
神「そっか、言えないかぁ…」
紫「…めん。」
神「ん〜？謝る事ないよ。誰にだって、言えないことぐらいあるからさ。」
海「…俺、紫耀が居なくなるのやだっ。」
涙をいっぱい溜めて紫耀にぎゅっと抱きついた海人。
紫「…ん、」
廉「あ、マネージャーさん。この後って仕事は…？」
あ、確かに。
マ「この後は何も無いよ。」
玄「ここに居てもアレだし…、事務所で話す？」
神「ん、そうだな。紫耀、事務所行こ？」
紫「…ん。」
微かに返事をしてくれるようにはなった。
楽屋を出て移動車に向かう時も、事務所の部屋に入る時も、紫耀は表情を変えずに居た。
こんな紫耀、見たことがなくて…。
どうしたらいいのか分からない…。
マ「ちょっと打ち合わせしてくるけど、…大丈夫？」
廉「はい、大丈夫です。ありがとうございます…」
6人だけになった部屋。
いつもなら、ワイワイとした空気なのに…
神「…紫耀？何があったか、教えて？」
紫「何もないから…」
廉「何もなかったら、あんな事せえへんやろ？」
岸「どした？何か言われた？された？」
紫「…だいじょぶだから。心配しないで…？」
そんな声で言われても、説得力ないよ。
玄「心配するに決まってるじゃん…。」
紫「ほんとに、大丈夫だからさ…。ほっといてよ。」
海「やだ。俺、紫耀の事ほっとかないから。」
紫「…」
神「んー・・・。
今は、まだ話せない？」
紫「うん…」
神「ん、じゃあまだ言わなくていいよ。」
紫「え…。いい、の？」
神「うん。いつか教えて？」
今は心の整理が必要でしょ？なら待ってるよ。
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ちこ(プロフ) - ヒント載せていただけるんですね、ありがとうございます！公開楽しみにしています^ ^ (2022年3月25日 4時) (
レス) id: c58d5f158e (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - ちこさん» いつもありがとうございます。続編のトップにパスワードのヒントを載せます。下書きの状態ですので、公開までしばらくお待ち頂けると幸いです (2022年3月24日 23時) (レス) id: 48c701e2ee (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - キンプリさん» 初めまして、いつもありがとうございます。現在下書きの状態で、パスワードのヒントは続編のトップに記載します。公開までしばらくお待ち頂けると幸いです。 (2022年3月24日 23時) (レス) id: 48c701e2ee (このIDを非表示/違反報告)
ちこ(プロフ) - 移行楽しみにしてます♪続編も読ませていただきたいです。パスワードは教えていただけるのでしょうか？6人の奮闘記はとても好きな作品なので最後まで読みたいです！ (2022年3月24日 21時) (レス) @page45 id: c58d5f158e (このIDを非表示/違反報告)
キンプリ(プロフ) - はじめまして！移行決定おめでとうございます。彩笑さんの小説、本当に大好きです！移行先での続編も、読ませていただきたいのですがパスワードがわからなくて‥。パスワードを教えていただくことは可能でしょうか？これからも、彩笑さんのペースで更新頑張って下さい！ (2022年3月24日 21時) (レス) id: c3894689ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩笑 | 作成日時：2020年7月25日 15時
