海人と廉20 ページ21
平野side
海人が怪我をしてから、1週間が経ったときの事だった。
「仕事が終わり次第、事務所に集合して欲しい」
そう言われたのは、マネージャーさんの車に乗ってすぐの事。
呼び出し…？
何かしたっけ…？
そう思いながら案内された会議室へ行くと、もう皆が揃っていた。
岸「おつかれー。」
紫「ありがと、岸くんもおつかれ。」
廉「え、で何で呼び出されたん？」
玄「ね？」
神「俺も気になってて…。マネージャーさんに「電話じゃダメなんですか？」って聞いたんだけど、直接の方が良いって…」
紫「えー、なにそれ…。なんか怖くね？」
皆それぞれ頭にハテナを浮かべながら、会議室で時間を潰していた。
思い当たる節はないし、首を捻っていた時にチーフマネージャーさんが入ってきた。
マ「ごめんね、お待たせ。」
その後ろからやってきたのは○○さんだった。
ん？何で？
マ「海人くんの事なんだけど…」
紫「はい…。」
○「本当に申し訳ない…！」
廉「えっ？」
マネージャーさんが重い口を開いたなと思ったら、急に立ち上がってそう言い出した。
何？なんで○○さんが謝るの？
神「海人の事と○○さん、何か関係してるんですか？」
○「__が海人くんに嫌がらせ…、というか い じめをしていて…」
はっ…？
神「えっと…？」
○「今日、__から報告を受けた。海人くんが飛び降りた事や、報道を見て事の重大さを理解したって…」
廉「…いつから何ですか？」
○「1か月前から始めたと本人は言ってる。」
玄「そんな前から…？」
○「本当に申し訳ない…。本人は今日付けで解雇処分にした。２度と海人くんに会わないようにと誓約書も書かせた。」
岸「はい…」
○「今回のことは上司として、アイツのやっている事を見抜けなかった俺にも責任がある。
俺が気がつけなかったばっかりに、海人くんを苦しませて追い詰めてしまって…」
紫「いや…、○○さんのせいでは無いです。…俺も気が付けなかったので…」
1か月前から海人に対する い じめは始まっていたのに、何も気が付くことはなかった。
忙しいのを言い訳にして、海人と話す時間も減って行ってた。
きっと何度も助けを求めていたのに…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 407人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「King&Prince」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちこ(プロフ) - ヒント載せていただけるんですね、ありがとうございます！公開楽しみにしています^ ^ (2022年3月25日 4時) (
レス) id: c58d5f158e (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - ちこさん» いつもありがとうございます。続編のトップにパスワードのヒントを載せます。下書きの状態ですので、公開までしばらくお待ち頂けると幸いです (2022年3月24日 23時) (レス) id: 48c701e2ee (このIDを非表示/違反報告)
彩笑(プロフ) - キンプリさん» 初めまして、いつもありがとうございます。現在下書きの状態で、パスワードのヒントは続編のトップに記載します。公開までしばらくお待ち頂けると幸いです。 (2022年3月24日 23時) (レス) id: 48c701e2ee (このIDを非表示/違反報告)
ちこ(プロフ) - 移行楽しみにしてます♪続編も読ませていただきたいです。パスワードは教えていただけるのでしょうか？6人の奮闘記はとても好きな作品なので最後まで読みたいです！ (2022年3月24日 21時) (レス) @page45 id: c58d5f158e (このIDを非表示/違反報告)
キンプリ(プロフ) - はじめまして！移行決定おめでとうございます。彩笑さんの小説、本当に大好きです！移行先での続編も、読ませていただきたいのですがパスワードがわからなくて‥。パスワードを教えていただくことは可能でしょうか？これからも、彩笑さんのペースで更新頑張って下さい！ (2022年3月24日 21時) (レス) id: c3894689ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彩笑 | 作成日時：2020年7月25日 15時
