好きって言ってよ！ DK

☆嫌な奴になる ページ33

SM『これ使って？』

って濡れたハンカチを持ってきてくれたのはソックんで

ソックんの背後からはソユンちゃんとABの睨むようなお顔が揃いも揃ってみっつ。

目だけでいえばむっつもっ！

はぁ…

こうさせたのはあなた達が原因じゃないか。

あんなに思いっきり引っぱたかなければ冷やす必要がないんだよ。

あまりにも理不尽だ。

あームカつく。


「今日、私、すっごい嫌な奴になるから。
ふたりの事も傷つけるかもしれない。

それ見て嫌になったら…
今後私の事相手しなくて良いからね。

でももう、それくらい私、我慢できない

だから一応お断りだけ入れておく」


SM『何があったの？』

m『これと関係あるの？』
ってミンギュが頬を撫でる。

「ある。
でもこんなのはどうでもいい。
こんなの放っておけばいずれ治るから

私が許せないのはコレじゃない」

SM『じゃぁ何？話してくれなきゃ分からないよ』

「お昼休みまで待って

…でも本当に…特にソックんの事は傷つけるかもしれない。
取り返しのつかないことになるかもしれない…

許してとは言わないけど
私の我慢の限界ってやつ…見届けて欲しい

って言っても…許さないからって宣戦布告するだけだけどね笑」

m『…頑張ってやってこいっ！
伝説作ってこいよ(笑)残り僅かな高校生活だ！

どんな事してもどんな結果になっても俺は娘を見捨てたりしないっ』

「ミンギュならそう言ってくれると思った
安心してやってこれる」

それから二時間

ついにお昼休みがやってきた

とりあえずミンギュが作ってくれたお弁当を頂く。
今日はキュウリも人参もないっ！

m『もっとゆっくり食え』

SM『ちゃんと噛まないと消化に悪いよ？』

m『そんな急いで食べたら舌噛むぞ』

SM『誰も盗らないからさぁ』

ヒトコト言わせてもらうなら誰も盗られるから急いで食べてる訳じゃない。


「ご馳走様っ！それじゃ行ってくるっ！！」

m『どこに？！』

「じき分かる」


ポケットに携帯の存在を確認して
目的地までスキップで向かう

「とうちゃーく！」

《放送室》と書かれた扉をコンコン♪と叩くと誰もいない室内に

「失礼しまーす」と入室し内から鍵をかける。

自由に使っていいこの時間。


心置き無く自由に使わせて頂きます。


ポチ。


ピンポンパンポーン♪

さぁ。始まりますよ。

☆仕返し→←☆どんだけぇ〜！！

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