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何が起こったのか全く理解できなかった。だがすぐに、その男が崩れ落ちた背後から、小さな光が現れた。
光ではない、瞳だ。
暗闇の中でアメジストの瞳が妖しくそして、鋭く光っていた。
その鋭利さと美しさに思わず息を飲む。その正体を目を凝らして見れば白銀の髪の毛の少女。
ふっくらとした頬と、大きな目を持ったその少女は男を一瞥しただけで、立ち上がれもしないこちらには全く興味もないのか何事もなかったかのようにすぐに立ち去る。
何秒経てど倒れた男が立ち上がる気配はなかった。
それどころか、良くみれば呼吸さえ止まっている！
どういうことだ！
そう考えて、数十秒遅れて理解する。
あの子が、目の前の男を殺したのだ！
噂で聞いたことがあった、あの有名な殺し屋一家には少女の殺し屋がいると。静かに無感情に人を殺めることのできるその少女は手口に不釣り合いなほど可憐だと。
瞼を閉じなくとも、その姿を思い出すのは容易だ。
恐ろしく無機質な手口で、静かな、しかし鋭利な殺意で命を奪う存在
あれこそこの世で最も純粋な美だ。
あの子こそ、この世に舞い降りた天使だ！
オレの感情ではない、激情がオレに流れ込もうと、オレの自我を流しだそうと襲いかかる。
それは憧れだとか賛美だとかの名がつく感情ではない。もっとドス黒く、粘りつき纏わりつく執念。それだけしか考えられず、それが欲しくて欲しくて自分を忘れそうになる欲望。
深く息を吸い込み無理矢理気力を維持する。
これに流されたら、オレはきっとあの少年のように錯乱状態に落とされる。
何があっても流されるわけにはいかない。
はやく終われ。
こんな映像を観せたところで俺はお前に流されないぞと、目の前から消えた少年の形をしたナイフに語りかける。
何度かそう深く念じていると、次第に視界は明るくなった。
一瞬終ったのかと思ったが、そうではなかった。空間が捻れ今度は先程とは別の路地に立っていた。
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カンナ(プロフ) - お返事ありがとうございます！嬉しいです、、応援してます！これからも楽しみに読んでいきます！ (3月28日 3時) (
レス) id: fc7530e511 (このIDを非表示/違反報告)
あやこ(プロフ) - カンナさん» カンナさん、コメントありがとうございます。 お待たせして申し訳ありません。part2やっと終わりました。part3は少しでも更新頻度を上げれるよう頑張りますので、是非最後までよろしくお願いします。 (3月26日 0時) (レス) id: 7bf5456e4c (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 素晴らしすぎる作品に出会えました、、、この出会いに感謝しかないです．お忙しいとは思いますが、無理ない程度に更新していただけると全わたしが歓喜します。応援してます！ (3月18日 10時) (レス) @page46 id: fc7530e511 (このIDを非表示/違反報告)
あやこ(プロフ) - 天音さん» 天音さん、コメントありがとうございます。お待たせして申し訳ありません、ストーリーはまだまだ続きますので、是非最後までよろしくお願いします。 (3月9日 21時) (レス) @page46 id: 172db88909 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - とても素晴らしい作品に出会えたことに感動してコメントを残したくなりました。読んでいて時間を忘れるほどに面白かったです。素敵な作品をありがとうございました。 (8月28日 20時) (レス) id: 2158ec844c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやこ | 作成日時：2018年11月13日 23時
