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「Aちゃん！！！」
「え！？」
父に駆け寄ろうと一歩踏み出したと同時に、甲高い声が山々に響き、身体が2メートルぐらい飛んだ。
「Aちゃん！ホントにAちゃんなのね！！
まさか生きてるなんて！！！」
一瞬何が起こったのか分からなく、車に正面からはねられたのかと思ったが、どうやら原因はそのような物ではなく、母親だったようだ。
「お……お母さんお久しぶりです」
尻餅をついてしまった為に汚れた手と、スカートをパンパンとはたき、起き上がる。
起き上がった瞬間、赤子なら死ぬだろうなという力で抱き締められた。
「ああ！なんてことかしら！
まさかAちゃんが！帰ってくるなんて！！ ああ！」
「お……お母さん落ち着いて」
「落ち着けないわ！ああ！こんな素敵ことが起こるなんて！！！」
高揚しているのだろう、母の頬は赤く染め上がり、瞳孔は開いている。
あ、コレめちゃめちゃ長くなるやつだ。
30分は離して貰えないぞ。
諦めと、恥ずかしさ、嬉しさを含んだ笑みが唇から溢れた時
「姉ちゃんは、オレの本当の姉ちゃんなの？」
キルアが裾を引っ張りながら尋ねてきた。
「ええ！そうよ！」
私の口から「そうだよ」の「そ」が出る前に前に母が秒速で答える
「Aちゃんは、イルミと双子なのよ！
イルミの妹で、キルのお姉ちゃんなの！」
「……姉ちゃん」
じっとこちらを見つめるまんまるな瞳は、私と同じ色をしている
「……いやかな？」
「いやじゃない、嬉しいよ！」
嫌と答えられたら後で泣きそうだなと思いながらも、勇気を出して聞くと満面の笑みで答えられる
え、可愛い
心臓が握り潰されたかと思った
バクバクと鳴る心臓をどうにか落ち着かせようと深呼吸していると、隣のキルアが母に呼び掛ける。
「母さん、お腹空いた〜〜！」
「あら、そうだわ！
そういえば晩御飯が出来たから呼びに来たんだったわ！
あ！Aちゃんの分も準備しないと！ああ！急いで戻りましょう！」
キルアの一言で母のホールドが外れる。
そして、いそいそと屋敷に戻る母を呆気にとられながら見ている私に、キルアがウィンク付きのピースをしてきた。
この子、出来る！！！
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カンナ(プロフ) - お返事ありがとうございます！嬉しいです、、応援してます！これからも楽しみに読んでいきます！ (3月28日 3時) (
レス) id: fc7530e511 (このIDを非表示/違反報告)
あやこ(プロフ) - カンナさん» カンナさん、コメントありがとうございます。 お待たせして申し訳ありません。part2やっと終わりました。part3は少しでも更新頻度を上げれるよう頑張りますので、是非最後までよろしくお願いします。 (3月26日 0時) (レス) id: 7bf5456e4c (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 素晴らしすぎる作品に出会えました、、、この出会いに感謝しかないです．お忙しいとは思いますが、無理ない程度に更新していただけると全わたしが歓喜します。応援してます！ (3月18日 10時) (レス) @page46 id: fc7530e511 (このIDを非表示/違反報告)
あやこ(プロフ) - 天音さん» 天音さん、コメントありがとうございます。お待たせして申し訳ありません、ストーリーはまだまだ続きますので、是非最後までよろしくお願いします。 (3月9日 21時) (レス) @page46 id: 172db88909 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - とても素晴らしい作品に出会えたことに感動してコメントを残したくなりました。読んでいて時間を忘れるほどに面白かったです。素敵な作品をありがとうございました。 (8月28日 20時) (レス) id: 2158ec844c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやこ | 作成日時：2018年11月13日 23時
