#27 ランニング ページ28
「はっ！？何！？」
《門が開きました。近隣の住民は、気をつけてください。》
「ん！？これ、ボーダーからかな？？」
…あ、そうかここ厳重警戒区域だ。
って、そんな呑気な事考えてる暇無いね！
何処だ門は！！
私は周りをキョロキョロと見渡した。
途端、自分の周りに影が走った。
おそるおそる上を見ると……
「モールモッドだ…。」
五体くらいのモールモッドがいた。
「え、ちょ。どしよ」
唐突すぎて、少し戸惑う。
こんな朝早くから、来るんだな〜なんて、場違いに思いながら、とりあえず私に意識を集中させた。
ここは、ボーダーからは距離がある。
隊員が来るのも、数分かかるだろう。
ならば、私がやった方がいい。
……とは思うけど、今、トリガー持ってない事に気づいてしまった私。絶望である。
…周りに、人、いないよね？
私は、今度は人を確認する為に、周りを確認した。
どうやら、人はいないらしい。
居ないんなら、お腹空いてるし……食べていいよね。
私の母のブラックトリガー、『再生』のせいで、私は定期的にトリオンを摂取しないといけない体になってしまった。
これは、私の体半分を占める、近界民の力のせいでもある。
今までは、戦争のいざこざに紛れて、何ヶ月分ものトリオンを吸収してたけど、そろそろ我慢が出来ない……かな。
「ほんっともう、嫌な体。」
そう言って私は、首にかけた指輪を触れる。
「いただきます。」
手を伸ばし、吸収する。
中に、トリオンが入ってくる感覚がする。
お腹か満たされてく感覚がする。
「お腹いっぱい。」
そう言った割には、目の前に居たはずのモールモッドは、跡形も無く消えている。
「かーえろっ」
ここにいても、めんどくさい事になるだけだし。私のSEによると、そろそろ来るね…誰だか知らんけど。
食欲による空腹もやって来たし、私は走って帰った。
「若菜〜！！何処にいたのよー！！」
「ごめん、ごめん。ランニング行ってた。」
心配したのか、泣きながら怒る桐絵を宥めるのが、とても大変だった。
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佑妃奈(プロフ) - ��がいいです！ (2021年12月2日 17時) (
レス) id: f264ee5bd6 (このIDを非表示/違反報告)
りいしゅうしゃん(プロフ) - はじめまして、よければ名前を変えれるようにしてほしいです！わがまま言ってすみません。応援しております。頑張ってください。 (2021年12月2日 16時) (レス) id: 4cc67b4506 (このIDを非表示/違反報告)
＊舞夜＊(プロフ) - アンケートできないのでこっちにコメントしときます！ �，�いいです！！ これからも忍田さんとの絡み楽しみにしてます(^▽^)/ (2021年11月16日 18時) (レス) @page45 id: a571a62cd6 (このIDを非表示/違反報告)
紅月彩(プロフ) - みくさん» 本当ですか！？ 教えて下さり、ありがとうございます🙇♀️🙇♀️ 限定共有の形になっていたので、リンク知ってる人皆出来る、の形にしたのですがアンケートできるでしょうか……😓 (2021年11月8日 13時) (レス) @page45 id: bda5f23807 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - すみません…アンケートのリンクに入れないです…コメントで話しましたが一応アンケートの方にもしとこうと思ってて… (2021年11月8日 12時) (レス) @page45 id: ee1511a796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅月彩 | 作成日時：2018年2月25日 16時
