社畜とは ページ18
ＮＯ side
社畜とは一体何なのか。それは人によって変わるかもしれない。
我々国での社畜とは
jra「具合が悪くなったら呼んでくださいね」
「ジュリア先生!!急患が入りました！」
jra「今行きます!!バイタルは!?」
tn「書類を期限通りに出せって何回言うたら分かんねん。なぁ？大先生」
ut「ホンマにすまんかったと思ってます」
tn「その謝罪何回も聞いたんだよなぁ」
女医のジュリア、書記長のトントンのことを指す。
gr「お前ら今日から一週間、仕事禁止な。休め」
tn/jra「「は？」」
呼び出されたトントンとジュリアは突然の仕事禁止命令を受けたのであった
2人とも薄らとくまを作り、しんぺい神による強制睡眠を行ったばかり。2人の脳裏にはしんぺい神の顔が浮かび始めている
jra「いやいや、いくら総統命令でも無理やろ。トントンは他の幹部が仕事をキチンとすればええかもしれん。私の仕事は私にしか出来んやろ!!」
tn「そもそも、アイツらがまともに仕事すると思っとんのか!!」
彼らは洗練された社畜であった。しかも仕事があるだけ終わらせようとするタイプの。
前のめりになった2人をみてグルッペンは重症である事を改めて確信した。やはり休ませなければ
gr「ここで大人しく従っておかないとどうなっても知らないゾ」
社畜を止める為には少々強引な手も使わなければならない。グルッペンの目線の先には注射器を片手に持つしんぺい神とアリーチェの姿があった。その目は光っており、遠回しに脅されている。
jra「トンちゃん、諦めよう」
tn「そうやな。俺も自分が1番可愛いわ」
2人は肩を並べて廊下へ歩き出した。
息抜きするのが苦手なジュリアと息抜きよりも仕事を優先するトントンは幹部達に心配されている。今回の長期休みは幹部達からのプレゼントであり、親孝行(母の日と父の日)の一環なのであった。
jra「なぁ、トンちゃん。休養ってどうするんやっけ？」
tn「そりゃ、休むんやろ」
jra「例えば？」
tn「寝る。美味しいもの食う。趣味に没頭とかやな」
jra「駄目や。強制睡眠したやん、食事に興味無いやん、趣味は仕事に直結すんねん」
トントンとジュリアは向かい合って口を開いた
tn/jra「「休めん/休めへん」」
天井裏からその姿を見ていたゾムは先が長そうだと頭を抱えた
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