航海日誌25 ページ26
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｢レイリーさんよりも先に！？｣
｢あァ、だってアイツは………ロジャーの弟だからな！ずっと初めからいたさ｣
レイリーの言葉に、シャンクスは目を見開き言葉を失った。
｢血は繋がってなかったけどな…アスタは人狼族だった。普通、人狼族は人狼族の隠れ集落に暮らしてるんだが、アスタはそこから逃げてきてた。…そして、ロジャーに出会い、共に育った義兄弟だ。｣
｢じゃあ、もしかして…船長処刑の日の夜…あの事件を起こしたのも…｣
｢そうだ。アイツなりの…報復だろう。それだけ仲が良かった。もちろん、アイツの奥さんで、Aの母親、シロノもね｣
＊
シャンクスが言う事件、というのは海賊王ゴールド・ロジャーの処刑の日の夜に起きた、世界最悪の事件のこと。
一夜にして、海軍本部と聖地マリージョアが全壊したのだ。
それも、犯人はたったの“二人”
海軍本部には、当時の元帥や大将がいたというのに、だ。
この事件がきっかけで、首謀者の二人…ライリー・D・アスタとシロノは世界政府と完全に敵対したのだ。
＊
｢もしかして…Aが今、政府に捕まったら…親の責任を取らされたり…｣
｢それはないとは思うがね。政府には、簡単にAに手を出すことが出来ない理由がある｣
君には全部話そう
レイリーはそう言うと、シャンクスの足に抱きついていたAの頭を撫でた。
｢その前に、シロノの生前、薬を受け取ってるんだ。これをAに飲ませるといい｣
レイリーが取りだした小瓶には、三十錠ほどの錠剤が。
『…！それ、いや！のみたくない…』
｢わははは！これは凄く苦いらしくてね！しかし、人狼族の体に合わせて作られた万能薬だ。今みたいに、耳やしっぽが出たり、暴走した時のためのもの｣
彼は逃げようとするAを軽々と抱き上げて、口に錠剤を突っ込んだ。
するとどうだろうか
耳やしっぽはみるみるうちに消え、真っ赤だった顔も少しマシになったのだ。
｢凄い薬だな…！熱もだいぶひいてきた｣
｢過剰摂取はいかんぞ、シャンクス。それに、この薬は人狼族以外には全く効果はないしな！｣
｢その熱の原因も大方、長風呂だとか…じゃないのか？｣
わははは！と笑うレイリーの言葉に、シャンクスはギクッと肩を震わせた。
｢な、なんで分かるんだ｣
｢なに、Aの身体は水だからな！変温しやすいんだよ。アスタも、同じようなことをよくしていたものだ｣
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ギザラス(プロフ) - テスト頑張って そして無事戻ってきてください (2020年7月2日 0時) (
レス) id: 1fe190bcff (このIDを非表示/違反報告)
果耶(プロフ) - テスト頑張っください！ (2020年7月1日 21時) (レス) id: ca4e14c205 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - オリ主ちゃんが可愛くて最高です(笑) 更新大変だとは思いますが、無理せずに頑張ってください。応援してます！！ (2020年6月30日 20時) (レス) id: 151caa4874 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - あの、私と一緒に合作しませんか？ (2020年6月15日 20時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ろりお(プロフ) - コクマさん» めちゃくちゃ嬉しい褒め言葉！！頑張ります〜！ (2020年6月15日 20時) (レス) id: 38c94b38d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白米 | 作成日時：2020年4月2日 0時
