航海日誌20 ページ21
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翌日の早朝
レッド・フォース号に、あるクルーの叫びが響いた。
｢た、大変だ…ｯ！！お頭！！お頭はどこだｯ!!｣
｢お頭ならベックマンさんのとこに…どうしたんだ？｣
｢悪いな！！助かった！！｣
｢あ、おいちょっと待てよ！｣
その大声の張本人は、仲間の呼び止める声も聞かずに、船内をドタドタと走った。
その手には、一枚の、紙があった
｢お頭！！｣
ドガッと音を立てて勢いよく開いた扉に、中にいたシャンクスとベックマンは一瞬警戒した。
が、すぐに見知った顔に目を丸くした。
｢どうしたんだ。ノックくらい… ｢それどころじゃねェんだ！！｣ …敵襲か？｣
｢これを見てくれ！！｣
男が見せた紙
そこにあったのは…
｢…おォ…この写真よく撮れてんなァ…。俺に似て可愛くねェか？ベックマン｣
シャンクスは、紙に大きく載っていたAの写真を見て頬を緩めた。
煎餅を咥えながらも、天使のように笑うAの写真。
太陽がいい感じに光って後光が差しているものだ。
｢…色々突っ込みてェが…どこ見てんだあんたは。その下、よく見ろ｣
ベックマンに言われ、視線をそのまま下に移したシャンクスは、手に持っていたペンをその場に落とした。
｢な、なんだコレ…｣
｢政府はどうしてもAを保護したいらしいな｣
その紙に書かれていたのは…
____ONLY ALIVE
_______ライリード・A
＿＿＿＿___懸賞金，3,000,000,000
紛れもない、Aの手配書だった。
｢とんでもねェ額だろ！？俺ァこんな手配書見たことねェよ！｣
初頭手配で30億
その対象はまだたった4歳の少女
生け捕りのみ
何もかもが異例の手配書に、その場にいた3人は軽く放心状態だった。
シャンクスはいち早く我に返ると、他のみんなにも伝えといてくれ、と指示を出した。
そしてゴンッ、と机に倒れ込むように頭をぶつけてそのまま頭を抱えた。
クルーが出て行ったあとの部屋。
ベックマンが静かに呟いた。
｢ライリード…か｣
｢俺には昔、世間を騒がせたあの二人のことが頭に浮かぶんだが…｣
｢同感だ。…Aはあの二人の…｣
ベックマンの言葉に肯定するよう頷いたシャンクス
｢守ろう、俺たちで｣
その顔は、決意を固めた男の顔だった。
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ギザラス(プロフ) - テスト頑張って そして無事戻ってきてください (2020年7月2日 0時) (
レス) id: 1fe190bcff (このIDを非表示/違反報告)
果耶(プロフ) - テスト頑張っください！ (2020年7月1日 21時) (レス) id: ca4e14c205 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - オリ主ちゃんが可愛くて最高です(笑) 更新大変だとは思いますが、無理せずに頑張ってください。応援してます！！ (2020年6月30日 20時) (レス) id: 151caa4874 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - あの、私と一緒に合作しませんか？ (2020年6月15日 20時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ろりお(プロフ) - コクマさん» めちゃくちゃ嬉しい褒め言葉！！頑張ります〜！ (2020年6月15日 20時) (レス) id: 38c94b38d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白米 | 作成日時：2020年4月2日 0時
