オレを好きになってよ。3【手嶋純太】

You gotta love it 17. ページ17

「久しぶりだね、マナト、ミウ」





来たのは、当時常に一緒にいた仲間の
マナトとミウ。







「Aなんか女になったんじゃない?雰囲気が。


でもその顔面はヤバイわ」




「‥‥ミウ相変わらずだよね」





ミウはサバサバしててお姉様気質な子。


あたしの相方。








「相変わらずコイツはアホだからな許してやって」





そう言うマナトは落ち着いてて兄貴肌。






「アホっつーな」



「アホ」




「うっさい！」




「なんだよバァカ」




「それはアンタでしょーよ」












‥‥‥‥‥‥。




言い合い ( ? ) と言う名のじゃれ合いが
始まったな‥‥






何を隠そう、この2人は付き合っているのだ。



そう、つまりはカップルである。







昔からこんな調子。






「‥で、だ。 本題に入るけどよ」




じゃれ合ってたくせに急に本題に切り替えてくる
辺りも変わらんな‥‥‥笑












「リクから話はまあ聞いてんだけどよ」




「うん」




「叶多って奴の姉貴だろ？ カナミだと思うぜ」




「カナ‥ミ‥ だめだ、わからん」





「リク。 おめぇその女に告られてただろーが」













「「‥‥‥‥え?」」









リクとあたしの声が聞こえ重なった。





「え、リクあんた覚えてないわけ？」




「やべぇ‥ぜんっぜん覚えてねぇわ‥‥‥」






あたしの問いに、
信じられん‥とでも言いたげな顔のリク。







こっちが信じられんわ。






「派手なキンパのケバい女に告られたっつってたろ」






「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥あー、あー、

そんな事もあった‥‥‥！ ‥かなぁ？」










だめじゃん。








でも、これで分かった。





全部理解した。















「ありがとうマナト。 これですっきりした」





「ならよかった

‥‥それはそうと、お前の後ろにいるのは‥？」







「‥‥‥えっ、あ、っと‥」






マナトの視線は純ちゃんへ。






また、なんて説明したらいいのやら。







返答に困ってると。














「‥ま、頑張れよ」


「‥は、？」




あたしと純ちゃんを交互に見ながら、
何かを察した様に言うマナト。















‥‥おお。 流石リクと違うだけある。

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