溺愛ロジック 2

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お部屋を出てく玉森くん。

「Aちゃん、見てきたら？」

「何で？」

「玉森くん、いじけてるんだよ(笑)」

「かもな〜」って宮田くん。

そうなの？全然気づかなかった。

「早く行かないとっ」

えぇ〜、めんどくさい。

「Aちゃん、ごめん。見てきてあげて」

宮田くんにまで頼まれて仕方なく見に行くと、長椅子に座って機嫌悪そうな玉森くん。

「どうしたの？」

「別に」

もう。子どもだな。

「何が嫌だったの？」

「別に」

別に星人な玉森くん。

ふふ。なんか可愛いな。

「よしよし。みんな心配してるから帰るよ」

シラ〜っとした顔で見てくる。

「ゆーたくん♪」

ノリで名前を呼んだらびっくりしてる玉森くん。

先生ごっこが楽しくなってきた私(笑)

「お友達が心配してますから、お部屋に帰りますよ〜」

「…もっかい言って」

玉森くんも楽しくなってきたかな？

「お友達が…」

「そうじゃなくて、名前」

名前？ゆーたくん？(笑)

「ゆーたくん♪」

俯いてた玉森くんを覗きこむと、いきなり顔を掴まれて、キスされた。

「んっ？！」

顔を掴んでる手を剥がそうとするけどびくともしない。

唇が離れたから文句を言おうと口を開くと、玉森くんの舌が入ってきた。

キスをしながら玉森くんの右手がだんだん降りてきて腰の辺りを触られて、ビクッと反応してしまう。

ようやく唇を解放された。

「あのさ、二人で抜けない？」

いつもの子どもっぽい感じじゃなくて妙に色気のある玉森くん。

…って違う！

「ななななん、いま、いま、キ、キス…」

言葉にならない(泣)

「気持ち良さそうだったね、Aちゃん♪裕太くんは嬉しいよ」

にっこり笑う玉森くん。

「荷物取りに行こっか」

いきなりご機嫌になって私の手を取り部屋に戻る玉森くん。

「悪いけど俺ら帰るわ」

「んふふ、はぁい♪」

ゆりちゃん！

「玉、また明日な〜」

二人分の鞄を持った玉森くんに引っ張られてカラオケを出た。

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