溺愛ロジック 2

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「どういうこと？」

壁に寄りかかって腕を組む先生。

私は床に正座してます…

「ごめんなさい…」

「しかも玉森と土曜日二人でいたらしいけど」

「ごめんなさい…」

「Aはもっと物分かりのいい子だと思ったんだけどな」

溜め息をつかれる。

うつむいていると私の前にしゃがむ先生。

思わずビクッとしてしまう。

「さてここで問題です」

微笑む先生。

「…へ？」

「どうしたら俺に許してもらえるでしょうか」

嫌な予感しかしない。

「あ、謝りました…」

「謝るだけじゃダメ。」

必死に考える私。そんな私を見てフッと笑うと「選択問題にしてあげるよ」って先生。

「1、今すぐ俺と結婚する。」

絶対無理。首を振る私。

ていうか何これ、ギャグですか？

先生、笑いこらえてるし。

「2、今から俺に抱かれる」

首をもっと振る私。

だろうなっていう顔の先生。

適当に言ってる？！

「3、Aから俺にキスする。はい、どれなら出来る？」

どれも無理。でも一番ましなのが3番。

きっと先生の中でも3番なんだろうなと思った。

だけど頑張ってあがく私。

「よ、4番はないんですか」

「4はないよ。この中から選んで。」

なんとか切り抜ける方法は…

「…あんまり待たせるとオプション付きにするよ」

オプション？！

それはやだ。

腕を組んで見下ろす先生が悪魔にしか見えない…(涙)

「さっ、3番がいい、です」

「3番って何だったっけ」

にやってする先生。

「…わ、私が、先生に、あの、その…キスを、します」

「はい、正解。」

にっこりと笑う先生を睨む私。

わかってるくせに、言わせる意味が分からない。

先生は目を閉じた。

今なら出て行っても捕まらないかも…

けど後が怖い。

でも外に出れば他に人もいるし大丈夫かも。

先生にセクハラされてますってカミングアウト。

校長先生や教頭先生に信じてもらえるかな。私、上手く説明出来るかな。先生に言いくるめられたら？被害妄想女ってなって、居心地悪くなったら？

色々考えてると、先生が目を開けた。

「…できない？」

優しく聞いてくれた。

「は、はい」

出来ません、でも、いいのかな。

「じゃあ2番に変更」

「えっ？！」

頭を支えられて床に押し倒された。

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