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「前に話した同級生、来週の土曜日の夜に家に来るから」
仕事から帰ってきたみっくんは、洗面所で手を洗いながら鏡越しに私を見てそう言った。
「土曜日は私だって仕事だよ」
「夕方までだろ？」
「そうだけど、土曜日は忙しくて疲れるし、片付けて料理作るの大変なのに…」
「だから〜、いつも言ってんじゃん。なんか適当に惣菜買ってこいって。いちいち作んなくていいよ」
それだとやなんだもん。
「部屋だって別に汚ないわけじゃないんだし、気にすんな」
みっくんは私の肩を抱くと引き寄せた。
「お前はただニコニコ可愛く笑って俺の隣にいればいんだからさ」
「置き物じゃないんだけど」
「俺のダチにも好評だぜ？奥さん可愛いって」
「でも酔っ払いに絡まれるのやだ」
「ちょっとくらいいいじゃんよ。別にヤられる訳じゃないんだしさ〜」
んははって笑うみっくん。何が面白いのか全くわかんない。
「日頃外で働いて疲れてるしがない会社員を癒してやってよ、な？」
「それならキャバクラ行ったらいいのに」
「…何か今日、反抗的だな」
みっくんの声色が機嫌の悪いものに変わった。
「ごめんなさい…」
私が謝るとみっくんは満足げに頷いた。
「今度来る奴はいつもの奴らとは違って、紳士っつーか王子キャラだから、そんな絡んでこねぇと思うぞ」
そうなんだ、それならちょっと安心。
「しかもすげぇイケメンだしな」
「ふうん」
「ま、俺ほどじゃないけど〜」
「はいはい」
「お前な」
ほっぺをムギューってするみっくん。
「いひゃい！」
みっくんは口角を上げてにやりとした。
「浮気、すんなよ」
みっくんの手を振り払った。
「するわけないじゃん。それにそんなイケメンなら相手にすらされないよ」
「まぁな」
何よ、もう。
睨む私には気づかずにみっくんは靴下を脱いでかごに投げ入れた。
「お前、俺のこと大好きだもんな〜」
「自意識過剰すぎ」
「ばぁか、見てればわかんだよ」
確かに、今まではみっくんがすべてだった。
けど、だけど…。
「A？」
「…みっくんが、好きだよ」
「ふは、知ってる」
ご機嫌でリビングへ向かうみっくんの背中をぼんやりと見つめた。
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ayachoko(プロフ) - RuNaさん» RuNaさん(*^^*)コメントありがとうございます！(*≧∀≦*)溺愛ロジックを好きだと言って下さり、励みになりました(;_;)インモラルも読んで下さり嬉しいです(。>д<)これからますます暗くなっちゃいますがお付き合い下さいませf(^^;) (2017年9月2日 7時) (
レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
RuNa(プロフ) - 初めまして。溺愛ロジックを読み他の作品も読ませていただいたりしておりました。溺愛ロジックすきでした。そして、インモラルも今凄くハマっています。いつも更新されるのを楽しみに日々を過ごしています。これからの展開も楽しみです！ (2017年9月2日 2時) (レス) id: 4e49bd79e0 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - ましろさん» ましろさぁん( 〃▽〃)藤ヶ谷さんが藤ヶ谷先生と同じになってきちゃってます(^^;好みのせいかついつい…藤ヶ谷さんはもうちょっと人間味出したいです(笑)ガッツリイチャイチャ、私もしたいので頑張ります！(*￣∇￣)ノ (2017年9月2日 1時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - ゆなさん» ゆなさん(’-’*)初めまして(*≧∀≦*)溺愛ロジックの時からなんて、嬉しいです(。>д<)確かにかなり非現実的ですよね(笑)更新頑張ります！これからもよろしくお願いいたします(*^^*) (2017年9月2日 1時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - はぁぁ///たいぴがかっこいい(ウットリ)優しいだけじゃない感じがいいです(ウットリ) みったんのアセアセもドキドキするし、続き楽しみです♪ガッツリないちゃいちゃも是非希望します！← (2017年9月2日 0時) (レス) id: df578ce2f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayachoko
| 作成日時：2017年8月20日 15時
