A組のプリンセス【1st day】 (ページ8)

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" 人質になった理由とは... ページ8

柊「どうしてこのクラスは
人質になったのか。
はい、わかる人！じゃあ宇佐美」

宇佐美｢はぁ？分かるわけないし」

柊「いや、分かるはずだ。よく考えて」

香帆は、不満そうに答えた。

宇佐美｢姫花以外、ぶっきーに
酷く当たるから」

私は除外なのね。

「なるほど。
まぁ確かに教師に対するリスペクトは
ゼロだよな。
でもそんな理由でここまで
スペクタクルな仕打ちはしないよ。
ヒントは...そうだな。
他のクラスにはなかった事だ」

冷や汗をかく。

一颯が澪奈の席に座っている。

柊「君達も分かっているはずだ。
でも、答えたくない」

茅「澪奈ですか？
景山澪奈が自〇したことですか？」

さくらは自信無さげに言った。

柊「...ピンポーン！
他のクラスには無いこと、それは、
生徒を一人失ったことだ」

それからみんなは、
口々に「自分たちは関係ない」と
言い始めた。

関係ない？とぼけるのも大概にしろ。
お前らがイジメてたのは
関係ないって言うのかよ。
心の中でそう文句を言った。

危ない、声に出そうだった。

柊「これからみんなに
チャンスを与えよう。
なぜ、景山澪奈が死んでしまったのか。
その理由を夜の20時までに導き出せたら、
ここから解放してあげよう。
ただし、解答は一度だけ。
不正解の場合、誰か一人死んでもらう」

「何言ってんだ」「冗談でしょ？」
と、クラスはまた、ザワザワし始める。

柊「そうだ！回答者を決めないとな。
そうだな...茅野、お前がいいだろ。
学級副委員長だし、丁度いいだろ」

茅野「え？嫌です。
何が丁度いいんですか？
丁度良くないです。絶対嫌です。」

柊「なら、生徒のうち1人が死ぬが
それでいいか？｣

茅野「そんな...」