風邪5 ページ39
「え?え?何があった!?」
落ち着け。落ち着け。
早乙女をちらりと見ると
寝ていて、先程と体勢が変わっていた。
恐らく寝返りしたんだろう。
「俺のファーストキス、
生徒に奪われた………」
『ん?あれ?ここどこ?』
「保健室だ」
平常心、平常心と心の中で唱える。
「倒れたら俺が運んだんだ」
『へ〜って、え!?
私重かったんですよね?
すみません。ご迷惑をおかけして』
「全然そんな事ない」
むしろ軽すぎて心配になった。
「あまり暴れるな。38℃あるんだ」
『え?嘘ですよね?』
「本当だ」
『私、帰らないとダメですか?』
上目遣いをする早乙女。
ドキッ
?ドキッって何だ?
「まぁ、ここで安静にしてるなら
まだ学校にいていいぞ」
『本当ですか?……あれ?
保健室の先生は?』
「出張だ」
『あ………保健室にいるってなると
私一人ですね』
「俺はもうずっと空きコマだからいるぞ」
『ヤッター!』
喜ぶ早乙女。
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姫さま2代目(プロフ) - 紅楓さん» 一気読み、凄いですね!お疲れ様です。応援ありがとうございます。頑張りますね! (2020年11月8日 22時) (レス) id: b829960b29 (このIDを非表示/違反報告)
紅楓(プロフ) - 本編含め一気読みしました!これからも頑張ってください! (2020年11月8日 22時) (レス) id: 082dab1426 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:姫さま2代目 x他1人 | 作成日時:2020年10月29日 21時