風邪3 ページ37
柊side 朝
廊下を歩いていた。
前を見ると早乙女が
俺がいる方向に向かって歩いていた。
「おはよう」
『……………』
彼女からの返事は無かった。
珍しい。てか初めてだった。
彼女は挨拶は必ず返す礼儀正しい子だって
職員室でも話題になっていたぐらい。
ちらりと顔を見ると、
顔は真っ赤でとてもつらそうだった。
風邪か?あれは完全に熱あるだろ。
今日は俺にとってすごい好きな日だった。
授業変更で、俺の授業は
1時間目と2時間目だけ。あとは空き時間。
3時間目は早乙女のクラスは
運動場での体育だと聞いたから見に行った。
早乙女が甲斐に姫抱きされてるのを見た。
何がどうなってるんだ?
坪井先生の元へ駆け寄った。
坪井「甲斐!早乙女!?どうした?
何があったんだ」
甲斐「こいつ、走ってたら
急に立ち止まってそのまま倒れたんだ」
坪井「急いで保健室に連れていかないと」
甲斐「じゃあ俺が」
坪井「お前最近、体育休んでただろ?
前半、後半走り終わってから
補習をしようと思ってる。他の人に」
「俺が行きます」
坪井「柊先生!どうして?」
「空き時間だったので体育の様子を
見てたんです」
坪井「柊先生なら大丈夫ですね。甲斐」
甲斐「ん」
水越「でも、ぶっきー落とさない?
姫花のこと」
柊「落とすわけねーだろ」
早乙女を姫抱きすると、
俺は保健室に連れて行った。
こいつ、食べてるのか?軽すぎる。
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姫さま2代目(プロフ) - 紅楓さん» 一気読み、凄いですね!お疲れ様です。応援ありがとうございます。頑張りますね! (2020年11月8日 22時) (レス) id: b829960b29 (このIDを非表示/違反報告)
紅楓(プロフ) - 本編含め一気読みしました!これからも頑張ってください! (2020年11月8日 22時) (レス) id: 082dab1426 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:姫さま2代目 x他1人 | 作成日時:2020年10月29日 21時