8話 風邪 ページ35
2年冬
寒すぎて大っ嫌い季節。
でも、何だか今日はいつもより
ちょっと暑い、嫌ちょっとどころじゃない。
かなり暑い。
天気予報では
暑くなるって言ってなかったのに。
『おはよー』
水越「おはよーって姫?
顔赤いけど大丈夫?」
『そう?気のせいじゃない?』
自分の席に着いてから
そっと自分のおでこに手を当ててみると、
かなり熱かった。
熱かな?
そう言えば、今日ちょっと体が重たいような
1、2時間目は教室での授業だったんだけど、
3時間目は体育。しかも外。
おそらく1000m走をすると思う。
なんとか着替えて運動場に出た時には
頭痛がして、視界がぼやけ始めていた。
体にムチを打って準備体操を終わらせ、
1000m走が始まった。
1000mは女子を前半、後半の2組。
男子も同じように分ける。
今日は私は前半組だった。
200m
何の問題もなく走っていると
ズキッ
いきなり頭痛がきて、思わず立ち止まった。
すると、体の力が抜けていき、
少しずつ体は傾いていった。
私の意識は次第に遠ざかっていった。
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姫さま2代目(プロフ) - 紅楓さん» 一気読み、凄いですね!お疲れ様です。応援ありがとうございます。頑張りますね! (2020年11月8日 22時) (レス) id: b829960b29 (このIDを非表示/違反報告)
紅楓(プロフ) - 本編含め一気読みしました!これからも頑張ってください! (2020年11月8日 22時) (レス) id: 082dab1426 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:姫さま2代目 x他1人 | 作成日時:2020年10月29日 21時