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" 目覚める柊 ページ10
柊「姫か？」
一颯は目を閉じたまま呟いた。
『うん、携帯出るよ』
柊「大丈夫だ。その代わりに……」
一颯は私の手を掴んで引き寄せた。
寝ながら抱き合ってる感じになっている。
『画面、Sって書いてあるよ！』
柊「ありがと」
一颯は目を閉じながら
携帯を耳につけ通話を始めた。
携帯を持つ手と反対の手は
私を抱きしめている。
そこまでしなくても………。
柊「…はい。えぇ、なんとか」
通話が終わってから
一颯に耳元でそっと囁かれた。
相良さんが警察に連行された。と。
ふと、あの日の事を思い出した。
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作者名：姫さま2代目 | 作成日時：2020年10月11日 16時
