五条せんせぇの呪力うんま〜 〘呪術廻戦〙

ナンパを阻止せよ作戦開始だ！ ページ25

海でイルカの浮き輪やらに乗ってパシャパシャ遊んでいた
２人は、



浜辺で絶賛ナンパされ中の甚爾と勅使河原の様子に気付き、



ギャンギャンわめき立てている。




「うわあ、あの女たち、甚爾くんとテッシーに、ナンパしとるんかいな？！


甚爾君はそんじょそこらの姉ちゃんが釣り合う相手やないんや！


ナンパを邪魔するで！ハム太郎！」




「がってんでい直哉ァ！！」



腕まくりする仕草をし、琥鉄は意気込み、



２人はザブザブと浜辺へ向かった。






「〜〜でねぇ、あっちにぃ、綺麗な洞窟があるらしいのお〜、

ガイドブックに載っててえ〜、知る人ぞ知るって感じで〜、


密かに有名でねえ、


お兄さんたちと一緒に行けたら心強いからあ〜、

一緒に行かなあ〜い？？」




「と〜じお兄ちゃ〜ん、」



直哉が甚爾の足に、ひしっと抱きついた。



「直哉、何だどうした、」


「てっし〜兄ちゃん〜、お腹空いたよ〜、」



琥鉄も勅使河原の足にくっつき、



「ありゃお嬢、お腹空いたんですかいな？


んじゃ海の家に行きますかいな、


つーことで、自分たちは海の家行くんで、これで失礼しますね、


ほな、行きますか、」




「え？あ、弟くんと、え？お嬢って・・え？」



勅使河原の琥鉄のお嬢呼びは、

術師を知らない一般人からしたら、

まるでどこぞのヤクザもんのお嬢様と、

組員だと、勘違いさせてしまう。




さっきまで色めいていたお姉ちゃんたちが、


もしや、ヤクザだったのこの人たち、、、？と、


急に顔色が青くなり、慌てだした。




それを察した直哉が、



「とーじお兄ちゃんに変な女が近づくのは指一本許さへんで、


とーじ君は俺ん家でも、

他の男共よりずーっと腕っぷしが立つお兄ちゃんなんやから、


普通の家の女じゃ釣り合わんやからなぁ！」



と、ふふんと得意げに、お姉ちゃんたちにドヤ顔を見せる直哉。



そんな直哉の発言に、４人が只者じゃないと察したお姉ちゃんたちは、



「し、失礼しましたあ〜〜〜！！ごめんなさあ〜い！」と、

あたふたと走って行った。




「・・・何してんだお前ら、」



「とーじ君から悪い虫の女共を追っ払ったんや！


とーじ君にあないな姉ちゃんたちは釣り合わんもん！


なぁハム太郎！」



「んだんだ！悪いお姉さんの毒牙にかかったらアカンよ！


とーじ！てっしーも！」




「あはは、大丈夫っすよ〜、


ナンパに応じるつもりはありませんでしたから、


なあ甚爾さん、」

人魚伝説→←夏だ、海だー！！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す