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「・・・・えいちゃん」
何も言わないあなたは
黙って私の頬から涙をすくう
「ありがとう」
ありがとう
今までもこれからも
あなたは私の中で、特別な人。
さようなら、
赤い髪に触れると
えいちゃんは私に預けるように
目を閉じた
そっと、唇を合わせる
すぐに離して
もう一度、髪に触れたら
今度はえいちゃんの右手が
私の後頭部のあたりを押さえて、
ちゅっ・・
王子様からの、さよならのキス。
唇に、瞼に、頬に、鼻に、涙に
何度も落とされるキスに
胸がいっぱいになる
エ「・・・じゃあ、」
キスをやめて、
俯いたあなたは
私のことをもう一度抱きしめる
最後だというように
ぎゅうっと力強いその腕に
私も、力一杯しがみついた。
この温もりは
きっと一生忘れない
私の中にいつまでも、残しておきたい。
エ「、元気でね」
「・・・・ありがとう」
玄関先まで見送ってくれたえいちゃんに
手を振って、家を出た
最後に見えたのは
少し俯いた、笑顔だった。
「・・・・・・・・・・・はぁ」
息を吐いて、前を向く
時はもう夕暮れで
空はすっかりオレンジ色に染まっていた。
いや、オレンジを越えて
それはもう
「・・・・・・・・真っ赤だ」
鮮やかな夕日を見るたびに
私はあなたを思い出す
少しきしむ胸を
いつか愛おしく思える日が来ればいい
今は、悲しいだけだけど
いつか、いつの日か。
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グ(プロフ) - あやかさん» 返信遅くなってしまってゴメンなさい！今までで一番かもなんて言ってもらえて嬉しいです！満足いただける結末にできたか不安ですけど・・・笑 ありがとうございます！ (2017年7月14日 1時) (
レス) id: e4ddb54207 (このIDを非表示/違反報告)
あやか - めっちゃ続きが気になって毎日見てます！！今までの夢小説で一番好きかもしれないです！更新頑張ってください！応援してます！！！ (2017年7月6日 2時) (レス) id: dcd274a3f9 (このIDを非表示/違反報告)
グ(プロフ) - まゆさん» ヤヴァイですか！！嬉しすぎます笑 ありがとうございます！頑張ります＾＾ (2017年6月25日 19時) (レス) id: e4ddb54207 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - めっちゃほんまめちゃくちゃヤヴァイ!!!!面白すぎます！ドキドキが止まらん！更新頑張ってください！全力で応援してまっす!!!!!! (2017年6月25日 10時) (レス) id: 2f0772b727 (このIDを非表示/違反報告)
グ(プロフ) - 侑美さん» ありがとうございます！嬉しいです＾＾どうなるんでしょう・・実は自分もまだわからないんです 笑 もっと面白いって思ってもらえるように頑張ります＾＾ (2017年6月24日 19時) (レス) id: e4ddb54207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グン。
| 作成日時：2017年6月19日 0時
