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いつの間にかすっかり日が落ち
薄暗く、静かになってきて


「暗くなってきたね」
ボソッとつぶやいたのはりっくん、


「見て、花火持ってきたんだ」

リュックから花火を取り出して
笑いながら見せるツリメくん
やけに大きなリュックだと思ってたけど
花火が入ってたのね・・



そ「いいね、花火 やろやろ」


五人で輪っかになって
手持ち花火をそれぞれ持つ


ライターでりっくんが火をつけて


隣のツリメくんに、ツリメくんから
そらに、そらから私に
順に花火をくっつけて火をもらっていく


「はい」

左隣にしゃがむえいちゃんに
花火を差し出したら


「ん」


えいちゃんも花火をこっちに寄せて


私のところにあった火が
半分えいちゃんの方に持って行かれた



シュンっと勢い良く吹き出した
えいちゃんの花火



お〜、と小さな歓声を漏らしているえいちゃんは
意外にも楽しそうだ
花火の光が彼の顔のほんの一部を
チラチラ照らす。



花火の色が変化するにつれて
えいちゃんの顔も黄色になったり緑になったり。



そ「A消えてるよ、」



聞こえてきたそらの声に
自分の手元を見ると
私の花火の火はもう消えていて
さっきまで眩しかった足元は真っ暗になっていた。



「本当だ 早かったなぁ」



そ「結構続いてたけど?笑」



贅沢だね、って言いながら
もう一本花火が渡される



渡されたのは線香花火で



「ねぇ、みんなで競争しよう」


そう言ったらみんな賛成してくれた。



そ「行くよ、邪魔するのなしね」



カチ、と真ん中でそらが火をつける
寄せ合った五本の線香花火に
ゆっくりと明かりが灯って
各々自分の近くに持って行った。

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設定タグ:アバンティーズ , エイジ , そらちぃ   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - あやかさん» 返信遅くなってしまってゴメンなさい!今までで一番かもなんて言ってもらえて嬉しいです!満足いただける結末にできたか不安ですけど・・・笑 ありがとうございます! (2017年7月14日 1時) (レス) id: e4ddb54207 (このIDを非表示/違反報告)
あやか - めっちゃ続きが気になって毎日見てます!!今までの夢小説で一番好きかもしれないです!更新頑張ってください!応援してます!!! (2017年7月6日 2時) (レス) id: dcd274a3f9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まゆさん» ヤヴァイですか!!嬉しすぎます笑 ありがとうございます!頑張ります^^ (2017年6月25日 19時) (レス) id: e4ddb54207 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - めっちゃほんまめちゃくちゃヤヴァイ!!!!面白すぎます!ドキドキが止まらん!更新頑張ってください!全力で応援してまっす!!!!!! (2017年6月25日 10時) (レス) id: 2f0772b727 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 侑美さん» ありがとうございます!嬉しいです^^どうなるんでしょう・・実は自分もまだわからないんです 笑 もっと面白いって思ってもらえるように頑張ります^^ (2017年6月24日 19時) (レス) id: e4ddb54207 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:グン。 | 作成日時:2017年6月19日 0時

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