どうも、アバンティーズです１０

１５ ページ16

(( そらちぃside ))




あれから数日が経った





2人は未だに仲直りしていない





撮影は5人揃ってすることがなくなった





何年も一緒にいるのにこんな時どうしたらいいのか分からない





アバンティーズだけでなく幼馴染という関係すら崩れてしまいそうで





俺は何をするべきなのか小さな脳みそで考えた





それでも何も出てこず、自然とため息ばかりが出てしまう




ツリメ「そらが深刻になったって仕方ないよ」



リクヲ「あの2人の問題なんだよ、ほっとくしかないよ」



そらちぃ「2人はそれでいいのかよ、このままじゃ俺ら5人全員バラバラになるぞ」



ツリメ「2人のこと信じるしかないじゃん、今までずっとそうやって乗り越えてきたんだよ」



リクヲ「時間かかるかもしれないけどオレらが無理やり仲直りさせるのは違うと思う」



そらちぃ「なんでそんな冷静でいられんだよ、5人の動画を待ってる人がいるんだぞ」



リクヲ「分かってるよ、でも今の俺らに仲間もメンバーもない」



ツリメ「こんな状況で撮影したとこでまた心配されるだけだよ」



そらちぃ「もういい、お前らに俺の気持ちなんてわかるわけねぇよな」





勢いよくリビングを出るとAが立っていた






『ごめん、私のせいで』



そらちぃ「違う、別に誰のせいとかじゃねぇよ」



『全部私のせいだよ、私があの時断ってたら』



そらちぃ「過去のこと後悔したってどうにもならねぇだろ」




でも、と言うAにイライラした俺は




そらちぃ「ならさっさと解決しろよ、迷惑なんだよ」




心にもないことを言ってしまった




『ごめ、ん』




泣き出したAは部屋へ戻っていった





そらちぃ「くっそ」






なんでこんなに上手くいかねぇんだよ

１６→←１４

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す