Lv.44＿ダリ先生の色気 ページ45
『じ、じゃあダリ先生私はこれで...ヒッッ』
そーっとダリ先生の傍を離れようとするとガシッと肩を掴まれた。
｢君はこっちで僕とお話をしようか！｣
さっきまで安心感で溢れていたその笑顔が今ではとても怖く感じる。
『で、でもイルマくんたちが...』
何とか理由をつけて離れようとしたが
｢何も聞こえないな〜。さっ、こっちだよ｣
『ちょ、まっ...ほんとに行かないと』
｢つれないな〜…。いいの？僕Aさんが人間かも！って言いふらしちゃうかもしれないけど〜｣
そんな事を言われてしまえば大人しく着いていくしかなかった。
悪魔め…
...
...
...
6分程あるいて、ようやくとある部屋の前でダリ先生が足を止めた。
その部屋の鍵を開け、ススっと入っていくダリ先生。
｢Aさんはここでちょっとまっててね〜｣
そう言われガチャっと扉を閉められたので大人しく待つことにした。
ここで逃げようと思ったのだがなんせ道が分からない。
学校内だと言うのに6分も歩かされたのだ。
いちいち通ったとこなんて覚えていない。
それにここで言う通りにしなかったら後が怖い。
少しの間待っているとガチャっとドアが開いた。
｢待たせちゃってごめんね〜入っていいよ〜！｣
『お邪魔します。...ここは？』
｢昔つかわれてた師団の教室。今その師団はなくなってしまったからもう使われてないんだ｣
『なるほど...？』
｢ここなら誰にも邪魔されずに話ができると思ってね。他の生徒に見つかる前に早く入った入った！｣
急かされるように中に入れば、慌てて片づけられた跡が残っていた。
私が部屋に入るとダリ先生は丁寧に鍵を閉めて私をソファーに案内してくれた。
『しつれいしま...っ！？』
大人しくソファーに座ると、何故か押し倒され、ダリ先生がドサッとわたしに覆い被さった。
この流れデジャヴですか。
悪魔学校の教師はみんなこうなんですか。
『ひぇ...』
｢勘違いしないでね！これは''あくまで''身体チェックだから｣
表情は先程とは差程変わらないが、身に纏う雰囲気が違っていた。
うっすら目を開けてこちらを見下すダリ先生に思わず見蕩れてしまう。
どうしてこうも悪魔は情緒不安定で...皆色気がすごいのだろうか。
軽率に惚れるからやめて欲しい。
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ユノン - ほかほかごはんさん» オチはダリ先生がいいです！ (2023年1月30日 12時) (
レス) @page42 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ユノンさん» ユノンさんコメントありがとうございます。更新いたしましたのでお手隙の際に是非読んでいたたけるとうれしいです😌 (2023年1月27日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる！ (2023年1月27日 8時) (レス) @page19 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ルーミアさん» ルーミアさんコメントありがとうございます✊参考にさせていただきます！ありがとうございます😌 (2023年1月25日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - もち明太子チーズさん» もち明太子チーズさんコメントありがとうございます☺️それは大変ですね…🙄できるだけ更新させていただきます…！ (2023年1月25日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほかほかごはん | 作成日時：2023年1月21日 19時
