捌 ページ8
『じゃあ最終選別受けてる間指輪に念じててよ!そうしたら私頑張れちゃうし何にも負けないと思う!!』
安心して欲しいという意味も込めて笑顔でいうと2人とも静かになった。
「明日なんだろ?いっぱい寝て体力つけとけよなぁ」
妓夫太郎さんがそう言い終わると同時に寝室に飛ばされた。
部屋はあまりにも静かで少し寂しくなった。
『もしも受かったらどうしようかなぁ…やっぱ辞めようかなぁ…』
「やっと辞める気になったか」
『え?!』
一人で喋っていたはずなのに返事が来て間抜けな声が出てしまった。
「どうした。辞める気になったのだろう?」
後ろを振り向くと心做しか嬉しそうな無惨様がこちらを見て座っていた。
たまにこうやって気配を変えたり隠したりするため気づかないことがある。
心臓に悪いのでやめてほしい。
『いや辞めませんけど!1度決めたらやり遂げるタイプの人間なので!』
「よく言う。では受かったらどうしようというのはどういう事だ?まさか逃げようとは考えていないだろうな?」
ぎらりと睨みつけられる。
かっこいい!!!!
…じゃなくて。
何を言ってんだこの過保護わかめ。
たとえ私がそれを企んでいたとて、逃げれるわけないこと分かってるくせに。
『…産屋敷を見つけるとするとまず柱にならなければなりません。その為には十二鬼月又は鬼を50体ほど倒さなければならないんですよ…だからどうしようかな、と。』
「ほう?随分と詳しいんだな?」
あ、これ文字だけ見るとなんかめっちゃ怖い感じするけど今膝枕されながら頭撫でられてます。
一体全体どうなってんだって話ですよ。
5ヶ月経った今でも慣れません。
『凄いでしょ…どうしようかなぁ…』
こーゆー時はこうやってはぐらかすのが1番だと学んだので適当に流しておく。
「何を迷ってるんだい?それだったら下弦の鬼を倒せばいいじゃないか!」
いきなり童磨の声が聞こえたと思ったら心がない事言ってきた。
相変わらずの心のなさだね。
「誰が入ってきて良いといった?」
無惨様が童磨をギロりと睨む。
『まぁまぁ1週間会えないんだしたまにはいいじゃないですか!それよりも普通に仲間を殺そうとしてるの怖いよ童磨。』
そう言うと無惨様が顔を顰めた。
そんな無惨様もイケメンです。
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虹心(プロフ) - コメント失礼します!とっても面白いこの小説が大好きです!続き楽しみにしてます! (2月5日 15時) (レス) id: 62f09173e9 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ツバキさん» コメントありがとうございます!更新おまたせしました、全然完結じゃないです!😹亀更新ですがこれからもよろしくお願いします😚 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - lokilokiさん» コメントありがとうございます!プレイリストがなにか存じ上げませんがありがとうございます笑。今後ともよろしくです🫶 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - 面白すぎて一気見ました!!さいこうです!連載状況が完結となっていますが、これで完結なのでしょうか?個人的には続きが気になるので更新楽しみにしてます! (12月31日 17時) (レス) @page13 id: 340cc653a8 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 20時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年3月17日 0時