弐・お義父さんが無惨様とか勘弁してほしい【鬼滅の刃】

陸 ページ6

夜ご飯を食べ終わったと同時に童磨が来て山奥の広場みたいな所に連れてかれる。


そこで鬼ごっこ(必ず私が逃げる)をしたり

隠れんぼ(これも私が必ず隠れる側で辺りを凍らせながら童磨が探してくる)をしたり

的当てゲーム(という名の暗殺。必ず私が的。)をする。


多分…いや、絶対にこの時間が一番キツイ。


黒死牟じぃちゃんや猗窩座にぃは休憩をくれたり、怪我しない程度にしてくれている。

そして室内だから障害物もないし明るい。


圧倒的優しさ。



それに対して童磨はどうだろうか。



休憩無しでこの3つを連続で1時間以上やらされる。

バリバリ血気術使ってくるし己の武器を氷でいっぱい作って投げてくる。

捕まえる時も手加減は０と言っていい程してくれない。


何よりそれを食後にやらされる。
時間帯的に辺りは真っ暗で山奥だからか躓きやすい。



初めの頃はふつーにご飯吐いたし

暗すぎて迷子になりかけるし

転びすぎて膝が血だらけだし

凍らされそうになるし、と大変だった。




1週間もすれば童磨の行動パターンはだいたい分かってきので攻撃は全て避ける事が出来るようになった。


かなり集中しないと避けられないし、ギリギリなんだけど前に比べりゃ全然いい。


胃に耐性が着いたのか知らんけど吐かなくなってきたし

黒死牟じぃちゃんや猗窩座にぃの修行のおかげで気配を隠したり、転んでも受身を取ることで怪我することは少なくなって言った。



ありがとうおじいちゃん、猗窩座にぃ。




そして最後は殺気と気配を探る訓練。


これも無限城に来てからわかったのだが私は人より五感がいいらしい。でもあの伝説の五感組には及ばないと思う。


だって人の心なんて分かりゃしないし、本当に集中しないと黒死牟じぃちゃんや童磨、猗窩座にぃの攻撃は目に追えないし避けられない。


殺気を探ったり気配を探るのは鬼と戦う時重要だ。


気配がわかればすぐに向かえるし殺気があれば目に見えないくらい早い攻撃でも避けることが出来る。


しかしこれがなかなか難しい。


気配を探るのは頑張れば出来るようになったし、誰が誰の気配かもちょっとづつだけど分かるようになった。

だけど殺気を探るのがほんとに難しい。



何故ならこの方達は殺気が全くないから。



おかしいよね。鬼の癖に。


おかしいよね。(大事なことなので2回言いました。)

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