卌弐 ページ42
『お、おじゃましまーす』
大きな門を潜り、玄関に入る。
煉獄パッパが「ただいま」というと、子犬が2匹……
……じゃなくてちっちゃい煉獄さんが2人走ってきた。
ダメだ可愛い。可愛すぎる。
「父上!おかえりなさい!いつもより早かったですね!いっしょにごはんを食べましょう!」
「父上!父上!時間が空いたら手合わせをして頂きたいです!よろしいですか!」
煉獄パッパは2人の頭を撫で、もちろんだ。と返事をする。
わあ……ちゃんとパッパやってる……かっこいい……
「父上!どちら様ですか!」
煉獄さんが私を見つめてそう聞いた。ショタ獄さんしんどい。
後ろにちょこんと立っている千寿郎くんもかわいい。
なにこの一家尊い。瑠火さんにも是非ともお会いしたい。
「今日の任務で共に戦った子だ!下弦の鬼を見事に一人で倒した!この子が嫌がらなければ手合わせをするといい!」
『は、はじめまして!Aっていいます!よろしくおねがいします!』
「杏寿郎だ!よろしく頼む!!」
ショタ獄さんが手をだし、握手を求めてきた。
え、いくらですか?
「「千寿郎も挨拶するといい!」」
「せ、千寿郎です…!」
親子が揃って言うと、千寿郎くんはお辞儀しながら控えめに挨拶をしてくれた。
てぇてぇ……。
……
挨拶を一通りした後、食卓に案内されて、お夕飯が出された。
え?これ食べていいの?そんな事を思っていると隣にいた瑠火さんに任務お疲れ様でした。良かったらどうぞと言われたので遠慮なく食べる事にした。
瑠火さんガチ美人過ぎて顔だけでご飯食べていける。
煉獄一家ほんとにてぇてぇ。生まれてきてくれてありがとう。
「そういえば君はいくつなんだ?十分と子供に見えるが!」
『6さいです!』
素直に答えると、煉獄一家が目を見開いてこちらを見た。
……そう反応しちゃうのも分かりますが推しに見つめられるの恥ずかしくてたまらないのでやめていただきたい。
これは余談だが、私と千寿郎くんは同い歳らしい。
大人びていたから年上だと思っていた。
……今の6歳ってこんな大人びてるの?
それとも千寿郎の精神年齢が高いだけ?いやそうだよね。
少々無言になると、煉獄パッパが大きな声でお決まりのセリフを言ってきた。
「やはり俺の継子になるといい!」
『えんりょします!』
そう言って私は最後の一口を口の中に放り込んだ。
「むぅ…」
それやめてください。心が痛いです。
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虹心(プロフ) - コメント失礼します!とっても面白いこの小説が大好きです!続き楽しみにしてます! (2月5日 15時) (レス) id: 62f09173e9 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ツバキさん» コメントありがとうございます!更新おまたせしました、全然完結じゃないです!😹亀更新ですがこれからもよろしくお願いします😚 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - lokilokiさん» コメントありがとうございます!プレイリストがなにか存じ上げませんがありがとうございます笑。今後ともよろしくです🫶 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - 面白すぎて一気見ました!!さいこうです!連載状況が完結となっていますが、これで完結なのでしょうか?個人的には続きが気になるので更新楽しみにしてます! (12月31日 17時) (レス) @page13 id: 340cc653a8 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 20時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年3月17日 0時