卌壱 ページ41
「俺の継子にならないか!」
『おことわりします』
「むぅ…」
本当はなります!!って即答したかった。
だって継子になるってことは煉獄パッパとずっと一緒に居れるって事じゃん??
でもうちの家族(笑)がそれを許してくれるはずない。
煉獄家が標的にされるのも嫌だ。
私はグッと言葉を飲み込んだ。
それにしてもむぅって何?可愛すぎるが?あざと。わざとだろ。
てか初任務、こんなあっさり終わっていいものなの?ヒロインなら最初は何も出来ないけどだんだん成長していって…って感じじゃないの?
…あ。私モブキャラだった。なら大丈夫か。うん。
急に黙り込んだ私を見て心配したのか、煉獄パッパが話しかけてきた。心の中で騒ぎまくってるだけですごめんなさい。
「どうかしたのか?」
『はしらを一人たべたといっていたのでもうそのはしらの方はもどらないんだなぁっておもっちゃいました…』
あの鬼が言っていた話を思い出す。柱を1人喰ったと言っていたからきっとここの地域を担当していた柱はもういない。
「大丈夫だ!君が気にすることではない!疲れただろう!早く帰ろうではないか!」
そう言うと煉獄パッパは私を抱き上げた。
……抱き上げた??
ん!?私今煉獄パッパに抱っこされてる!?
まって心臓破裂する。待っていい匂いする。ちょまじやばい。
無惨様達は、少しは慣れたからいいけど、煉獄パッパはまだ慣れてないからこんな過激な(?)スキンシップはほんとにだめ!!!!
そんな思いは届くはずもなく、煉獄パッパは私を抱いたまま一直線に走っていた。
『どこに向かってるんですか!?』
「俺の屋敷だ!もう夜遅いし、ここから近いから泊まっていくといい!!」
彼はそう言ってスピードを上げる。
手繋ぎや抱っこだけじゃ足らずお泊まりイベントまでさせてくれるんか!?
え泊まりたいです泊まらせてください。
…いやでもまて、落ち着け私。
煉獄家に行くってことは、煉獄(杏寿郎)さんや千寿郎くんに会えるってことだよね??
手出さない自信ないけど??()
それに無惨様達になんて言われるか…。想像するだけでもおそろしい。
『おろしてください!おうちにかえらないとぱぱにおこられます!』
「む?君は家族を殺されて野宿をしていると聞いたが?」
走りながらこてんっと首を傾げる煉獄パッパ。
可愛いの暴力。
もうなんかいいや。泊まっちゃおう。後のことは後で考えよう。
私は抵抗を諦めて流れに身を任せた。
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虹心(プロフ) - コメント失礼します!とっても面白いこの小説が大好きです!続き楽しみにしてます! (2月5日 15時) (レス) id: 62f09173e9 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ツバキさん» コメントありがとうございます!更新おまたせしました、全然完結じゃないです!😹亀更新ですがこれからもよろしくお願いします😚 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - lokilokiさん» コメントありがとうございます!プレイリストがなにか存じ上げませんがありがとうございます笑。今後ともよろしくです🫶 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - 面白すぎて一気見ました!!さいこうです!連載状況が完結となっていますが、これで完結なのでしょうか?個人的には続きが気になるので更新楽しみにしてます! (12月31日 17時) (レス) @page13 id: 340cc653a8 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 20時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年3月17日 0時