弐・お義父さんが無惨様とか勘弁してほしい【鬼滅の刃】

伍 ページ5

｢なにを考えている…？今は集中しなさい…｣


『師範！すみません！』


そう言うと黒死牟は少し悲しげな顔をする。
師範と呼ばれるよりおじいちゃんと呼ばれたいらしい。

まぁそう呼ぶと気が抜けちゃうから師範、って呼ばせてもらうけど。


ここに来て1週間ほどたった頃だろうか。

いきなり鍛錬？修行？をするように言われた。
決定したのは鬼ごっこした日らしいけど。


どうしていきなりそんなことを？と無惨様に聞いたら申し訳なさそうにこういった。


｢鬼殺隊に入るためだ｣と。


は？ってなりますよね。分かります。
私もなったもん。


初めはMなのかと思ったよ。
殺されたいのかと思ったよ。

その思考を読むように無惨様が別に殺されたい訳では無いからな。と睨んできたのは良い思い出だ。


私の師匠？というか先生？は黒死牟と猗窩座にぃ。



私の一日は朝起きてご飯いっぱい食べてお外で日向ぼっこ+木登りなど基礎体力を着ける運動をした後、黒死牟に''呼吸''を習う所から始まる。



黒死牟の指導が終われば少々休憩、お昼ご飯を挟んで猗窩座の番。



猗窩座にぃとは色々なことをする。


受け身や投げ技、不審者に襲われた時の対処法みたいなものも習った。

ちなみに猗窩座にぃが不審者役なのだが正直言って、これが必要なのかわからない。


この世に猗窩座にぃ程強い不審者なんていたらたまったもんじゃないよ。



一通り猗窩座にぃの指導が終われば一緒に黒死牟の元に行く。


そして実践。

実践というのは実際に''呼吸''を使ったり、投げられて受け身をとったりする。


たまに黒死牟じぃちゃんと木刀で相手のどこかに触ったら勝ちみたいなのをやるけど勝てる気がしない。


いやまぁ私ごときが上弦の壱に勝てたら鬼なんぞ居ないんだろうけど。



鍛錬を始めてから約2週間。私はどうやら相手を真似る？のか得意らしい。

黒死牟の月の呼吸を見たら何故か出来た。
完璧とは言えないが、あと少しでコツを掴めそうな所まで行き、それを改善しているところである。


これも転生特典だったりするのかな？とか考えたりして。



そんなこんなで休憩時間。

この時点で17時か18時くらいになっている。


ここで1度自由時間…


なはずなんだけど何故か毎回童磨の遊び(殺し合い)に付き合わされる。


いや、殺し合いではない。


''一方的に''殺されそうになるアソビだ。

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