卌 ページ40
「さてはお主稀血だなぁ？隠しても無駄だぞぉ？」
下弦の弐がクツクツと笑う。
なんだこいつ気持ち悪…。
とりあえず煉獄パッパに報告しようと思ったのだが、ノスケがどこにもいない。
つまり煉獄パッパに報告する手段がない。
…え、オワタ？？？
『いや別に隠してる訳でもないんですけど。』
「稀血ぃ！！」
せめての時間稼ぎでお喋りを試みたが、私の話を聞くことなく下弦の鬼が襲ってくる。
お前友達いないだろ。
話すだけ話して相手の話聞かないとかやめた方がいいよ。
とりあえず逃げるように木の上に登った。
「それで逃げたつもりかぁ？俺は十二鬼月だぞぉ？柱も一人喰ったしなぁ。」
えぇ…コイツマジで気持ち悪…鳥肌止まんな…
「避けてばかりで攻撃してこねぇなぁ。小さくて力が無いから攻撃ができねぇのかぁ？弱いなぁ？弱いなぁ？」
煉獄パッパとの約束を守るため、戦闘はせず攻撃を避けていると鬼が煽ってきた。
「師匠も弱いんだろうなぁ！」
『…はい？』
私の師匠、お前の上司(？)だが…？
推しをバカにされたようでムカつく。
攻撃を交わし続けるのも疲れたし私はつい、反撃をしてしまった。
＿＿日の呼吸 拾ノ型 火車
「痛ってぇなああ？！小娘ぶっ殺してやるううう！」
鬼が大きな声でそう叫ぶ。
そしてこちらを襲おうとした瞬間に私は再び技を出した。
____日の呼吸 壱ノ型 円舞
……
A少女と分かれて5分も立たないくらいだろうか。
大きな鷹がこちらへ向かってきた。
「下弦ノ弐！！出没！！」
あの子の鎹鴉だろう。
即座に女の子の居た場所に戻ると、女の子は鬼に向かって技を放っていた。
あっさりと斬られる鬼の首。
その鬼の瞳には確かに下弐と書いてあった。
これで終わりかと思いきや、彼女は鬼に暴言を吐きはじめた。これには俺もびっくりだ！
『ふふ、自分より弱いと思ってた人間に殺される気分はどう？恥ずかしい？悔しい？ちゃんと相手をみないからすぐ死ぬんだよばーか。あーほ。えっと…あんぽんたん！少しは上弦の鬼見習った方がいいよ笑』
少女は言い終わると、満足したのか刀を閉まい、鬼に背を向けた。
「A少女！」
そう呼ぶと、やっと俺に気づいたのか彼女は恥ずかしそうに叫んでしまった。
『いつからいたんですか？！？！』
「君が日の呼吸を使うところからだな！」
『ｵﾜﾀ…』
少女は何やら困っていたが、俺はそれを気にせず口を開いた。
「俺の継子にならないか？」
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虹心(プロフ) - コメント失礼します！とっても面白いこの小説が大好きです！続き楽しみにしてます！ (2月5日 15時) (
レス) id: 62f09173e9 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ツバキさん» コメントありがとうございます！更新おまたせしました、全然完結じゃないです！😹亀更新ですがこれからもよろしくお願いします😚 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - lokilokiさん» コメントありがとうございます！プレイリストがなにか存じ上げませんがありがとうございます笑。今後ともよろしくです🫶 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - 面白すぎて一気見ました！！さいこうです！連載状況が完結となっていますが、これで完結なのでしょうか？個人的には続きが気になるので更新楽しみにしてます！ (12月31日 17時) (レス) @page13 id: 340cc653a8 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 20時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほかほかごはん | 作成日時：2023年3月17日 0時
