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黒死牟が聞くと周りがその質問を待っていたかのように無惨様に視線を移した。


「詳しい事はまだ分かっていない。だが小娘の話によると、彼奴は前世の記憶があり未来から来たそうだ。そして生まれ変わった今、何故か強い者を見ると其奴の名前や年齢、人柄、弱点、過去などがわかると言っていた。」


「…私の孫はそんな技術を身につけたのか…であれば今までの事も…合点がいく…」


「わぁすごい!あの娘の稀血自体初めて聞いたのにそんなことも出来るんだねぇ」


「只者ではない…ですが…」


その場にいた者は誰一人疑問を持たなかった。

それもそのはず。

鬼という普通ならば童話の中の話でしかないものが実際に存在しているこの世界。


そのような異常者が居てもおかしくはないであろう。



「鬼にはしないんですか?」



「1度試そうとしたが舌を噛んで自 殺しようとしたな。」


「珍しい事も…あるものだな…」


「何が珍しい?」


「無惨様であれば…やられてばかりでは…癪に障ると考えました…加えて…死んでからでも鬼にはできるのでは?…」


「そうだ。小娘が舌を噛もうが死のうが私には関係ない。何故ならば黒死牟の言った通り死んでも鬼にできるからな。

しかしそれでは面白くないであろう?故にこれから毎日鬼になれと勧誘する」



「勧誘するだけでしょうか?」

気まずそうに猗窩座が口を開く。



「そんなわけないだろう。1度でも頷けば必ず鬼にするという約束をしている。

産屋敷をこの手で討つその時まで小娘を鬼にすることは無いがな」



「…何故?」



「己の力で、己のわがままで人が死ぬ。その時の絶望の顔が見たいからな。…なにより鬼となったことでその能力が無くなってしまったら勿体ない。」



無惨は不穏な笑みを浮かべた。


彼らがAちゃんを溺愛する未来がもうすぐそこにあることも知らずに。











そんなこんなで無限城に来てから1ヶ月。
私は様々なことを学んだ。


自分の体について、無限城の仕組みについて、強くなることについて、そして推しの尊さについて。


正直私は無限城での生活を楽しんでいた。
でも心のどこかで原作キャラの皆を助けたいと思っている。


私に出来ることは何も無いと分かっていても。


それに最初はここから出るために仲良くなったつもりなのに今では抜け出したくない。



だってみんな優しすぎるんだもん!!

優しすぎて怖いくらいだよ!!
ほんとにお前ら鬼か!?ってなるくらいにね!!

伍→←参



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虹心(プロフ) - コメント失礼します!とっても面白いこの小説が大好きです!続き楽しみにしてます! (2月5日 15時) (レス) id: 62f09173e9 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ツバキさん» コメントありがとうございます!更新おまたせしました、全然完結じゃないです!😹亀更新ですがこれからもよろしくお願いします😚 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - lokilokiさん» コメントありがとうございます!プレイリストがなにか存じ上げませんがありがとうございます笑。今後ともよろしくです🫶 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - 面白すぎて一気見ました!!さいこうです!連載状況が完結となっていますが、これで完結なのでしょうか?個人的には続きが気になるので更新楽しみにしてます! (12月31日 17時) (レス) @page13 id: 340cc653a8 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 20時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年3月17日 0時

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