廿肆 ページ24
『ってことがありました…』
「おーそれは大変だったなぁ」
そう言って頭を優しく撫でてくれる村田さん。
思ったより産屋敷に居座ってたみたいで、村田さんがいる場所に戻る頃には辺りは薄暗くなっていた。
こんな長い時間待ってくれるとか天使か？？
『てか村田さん、私が呼び出された理由知ってたでしょ？！？』
御館様曰く、興味深い話をしていた為、詳細を聞きたくて呼び出したのらしい。
ただの作り話だと言って逃げてきたが恐らく納得はしていないだろう。
次会う時までになんて言うか考えておかないとな…。
「それはごめん…。でも選別中そこら辺に鎹鴉いただろ？だから誰にも言わないでーとか言ってたけど本当は知って欲しいみたいな事だと思って…？」
『なんで疑問形なの…』
「それは置いといて…Aちゃんは御館様の所に住むの？前代未聞じゃん。」
『いや…それは…』
｢ん？｣
『……！！』
いきなり背筋がゾワッとする。
鬼の気配…もっと詳しく言うと黒死牟と猗窩座の気配がした。
……迎えに来ることすっかり忘れてた。
これ…鉢合わせしたらまずい。
確かに前世の記憶があって、ここが物語の世界で、これからどうなるかを知ってる事は言ったけれど
鬼の根城である無限城で暮らしているとは言っていない。
というか言えない。
…ていうかまって。鎹鴉どうしよう。
このまま無限城に帰ったら、確実に鎹鴉はこの事を御館様に報告するだろう。
報告された事が無惨様に知り渡れば…結局私は両方からターゲットにされてしまう。
え、無理ゲーじゃない？
せっかく錆兎を助けたんだから他の人も助けたいし、私自身まだ死にたくない！！前世も今世も短命とか勘弁して！！
急に黙り込んだ私を心配したのか村田さんが大丈夫？と言いながら頭を撫でてくれた。
さては村田さん頭撫でるの好きだな？
14歳でこの包容力。恐るべし村田。
そんなことよりもこの場をどうにかしないと。
『村田さんお家どっち？』
1度止まって尋ねる。
彼は前を指さし真っ直ぐと言ったので、私はわざと違う方向を指して解散するように言った。
「もう暗くなるし送ってくよ」
『ううん大丈夫！村田さんははやくかえって休んで！』
彼はここで解散するのを渋っていたが私がゴリ押しすれば村田さんは諦めてくれた。
……よし次は鎹鴉を何とかせねば。
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虹心(プロフ) - コメント失礼します！とっても面白いこの小説が大好きです！続き楽しみにしてます！ (2月5日 15時) (
レス) id: 62f09173e9 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ツバキさん» コメントありがとうございます！更新おまたせしました、全然完結じゃないです！😹亀更新ですがこれからもよろしくお願いします😚 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - lokilokiさん» コメントありがとうございます！プレイリストがなにか存じ上げませんがありがとうございます笑。今後ともよろしくです🫶 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - 面白すぎて一気見ました！！さいこうです！連載状況が完結となっていますが、これで完結なのでしょうか？個人的には続きが気になるので更新楽しみにしてます！ (12月31日 17時) (レス) @page13 id: 340cc653a8 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 20時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほかほかごはん | 作成日時：2023年3月17日 0時
