拾玖 ページ19
｢おーい！Aちゃん大丈夫！？｣
自分の名前を呼ぶ声が聞こえたので振り向くと村田さんが居た。
『あ。むらたさん、だいじょうぶだよ！』
｢ん？なんでそんな喋り方してるんだ？｣
錆兎君が居るでしょ…と小さな声で言うと、なるほど。と返してきた。
『そーいえば義勇さ｢おい｣……はい…？』
私の言葉を遮るように錆兎が言葉を発した。
……絶対怒ってるよねさっきのこと。
どうしようと思いつつ村田さんに視線を向けると、彼は既に逃げていた。モブ仲間を見捨てるなんて…
『なんでしょうか？』
平然としたように答えるが内心ドキドキだ。
だって…
だって私の目の前に、原作で死んじゃった推しが生きてるんだよ！？しかも！私が助けちゃったんだよ！！
ヤバすぎじゃない？？！
｢さっきは…悪かった。お前が居なければ俺は今頃ここにいなかっただろう…良かったら名前を教えてくれないか？｣
そう言って錆兎は手を差し出してくれた。その手を取って立ち上がる。
もちろん顔の距離が近づくわけで……
『(無理イケメンすぎる)』
面が良すぎるよあなた！！！私このままじゃ倒れちゃう！！！
｢おい、大丈夫か？｣
『だ、だいじょうぶです！わたしのなまえはAです！！』
｢そうか、いい名前だな｣
手を握ったまま、彼は笑ってそう言った。
『……あっ、ありがとうございます…』
その圧倒的なスマイルに私は無事倒れた。
……
錆兎と色々話しながら指定の場所に行くと、既に初めの時と変わらないくらいの数の人が居た。
その中にショタぎゆ君を見つけたのでおーいと言うとこちらに気づいた。そして隣にいる錆兎に気づいて全速力で走ってくる。
可愛すぎて辛い。
｢錆兎ーっ！！！！！｣
｢義勇！｣
｢なんでおいてくんだよぉ｣
ショタぎゆ君が錆兎に泣きつく。
錆兎は背中をポンポンしながら｢ごめんな｣と謝った。
その横で私は思わずフリーズする。
だって推しカプが真横で抱き合ってるんだもの。
え？カメラどこ？なんでないの？？？
心のシャッターを軽く100回はきった後、二人の時間を邪魔したくないため遠くからさびぎゆ…じゃなくて錆兎くんとショタぎゆ君を見守ることにした。
……
……
……
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虹心(プロフ) - コメント失礼します！とっても面白いこの小説が大好きです！続き楽しみにしてます！ (2月5日 15時) (
レス) id: 62f09173e9 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ツバキさん» コメントありがとうございます！更新おまたせしました、全然完結じゃないです！😹亀更新ですがこれからもよろしくお願いします😚 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - lokilokiさん» コメントありがとうございます！プレイリストがなにか存じ上げませんがありがとうございます笑。今後ともよろしくです🫶 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - 面白すぎて一気見ました！！さいこうです！連載状況が完結となっていますが、これで完結なのでしょうか？個人的には続きが気になるので更新楽しみにしてます！ (12月31日 17時) (レス) @page13 id: 340cc653a8 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 20時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほかほかごはん | 作成日時：2023年3月17日 0時
