拾壱 ページ11
…やってしまった。
感情が溢れて勢いで馬鹿とか言っちゃった。
他の人には聞こえてないだろうけどショタぎゆくんと錆兎くんはとても驚いている。
そりゃびっくりしますよね。ごめんなさい。
あーあ、推しになんてことを言ってるんだろう私。
「なん「皆様。今宵は鬼殺隊最終選別にお集まり下さってありがとうございます。」
正気に戻った錆兎くんが何か言いかけた時、奥から出てきた女の人が喋りはじめたため、口を閉じた。
正直助かった。
ていうかよく見ればもしやもしかしてあの女性はあまね様?
原作より少し若い。2次元より美人です。最高。
あまりの美しさに発作が出そうなのを抑えなから一通りあまね様の説明を聞いた。
あまね様が喋っている間、錆兎くんとショタぎゆくんが何か言いたそうだったけど無視しとく事にした。
推しを無視するなんて心が痛いけど。
仕方ないよね。
あまね様の説明が終わり、はじまりの合図が出されたと同時に私は逃げるように走り出した。
だって錆兎に声をかけられそうになったんだもん。
推しに喋りかけられるのはwelcomeなんだけどさ。
気まづいというかなんというか…
今は時間が欲しい。
…次会った時謝っとこ。
……
なるべく東を目ざしながら木から木に移る。
そして良さげな木を見つけたのでここを仮拠点にする事にした。
仮拠点とか作ってる場合じゃないとはわかってるけど、荷物は邪魔だし、錆兎くんが殺される前に手鬼を見つけなければならない。
丈夫そうな枝に荷物をぶら下げ、私は木から降りた。
そこら辺に鬼の気配がするし殺気がとてもヤバい。
……なんなら今
真後ろに気配を感じる。
私は咄嗟に小刀を後ろに向かって投げた。
「貴様ァ!!稀…!!切らレテ…る?」
振り向くと、首に刺さった小刀と崩れ落ちる鬼。
どうやら鬼ごっこの時黒死牟から貰った小刀も日輪刀らしい。なるほど。使いやすい。
「助けてえええ!!」
鬼に向かって投げた小刀を拾っていると近くから助けを呼ぶ声がした。
私は急いでそちらに向かい、鬼を見つけたと同時に切りかかった。
「ど、どこから切りやがったァ?!」
『………え?』
『(めっちゃ雑魚くね…?こんなんで助け呼んでたの…?)』
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虹心(プロフ) - コメント失礼します!とっても面白いこの小説が大好きです!続き楽しみにしてます! (2月5日 15時) (レス) id: 62f09173e9 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ツバキさん» コメントありがとうございます!更新おまたせしました、全然完結じゃないです!😹亀更新ですがこれからもよろしくお願いします😚 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - lokilokiさん» コメントありがとうございます!プレイリストがなにか存じ上げませんがありがとうございます笑。今後ともよろしくです🫶 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - 面白すぎて一気見ました!!さいこうです!連載状況が完結となっていますが、これで完結なのでしょうか?個人的には続きが気になるので更新楽しみにしてます! (12月31日 17時) (レス) @page13 id: 340cc653a8 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 20時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年3月17日 0時