弐 ページ2
『無惨様は前世というものを、転生というものを信じますか?』
これで信じると答えれば本当の事を話すし、信じないと答えれば別の理由を考えればいい。
Aはそう思って質問した。
「なぜ今聞く」
『いいから答えて下さい。』
無惨は困惑していた。
何故こんな事を聞いてくるのだろう、と。
気持ちはわからなく無い。私でもそうなると思う。
ここでふと思った。
もしも無惨様が信じると言った時どこまで話せばいいのだろうか。
漫画の話を全て話してしまえば先程も言ったように炭治郎達が危うい。
私は頭を唸らせた。
…そーいえば鬼ごっこが終わった後黒死牟に私は無惨様に凄いと思われてると聞いた。
これを使って言い訳を考えよう。
___お前の体はすごい。認めてやろう。あの方もおっしゃてた。そしてもうひとつ。お前には____。
猗窩座の言葉が頭をよぎる。これだ。
「先程の質問の答えだが…私は転生というものはよく分からないが前世は信じている。それを聞いてきたということは何かしら理由があるのだろう?言ってみなさい。」
無惨様が笑みを浮かべながら言う。月彦さんモードだ。
イケメン過ぎて思わず全てを話してしまいそうになった。
『はっきりと言います。私には前世の記憶というものがあります。でもそれは過去の生きていた記憶ではありません。』
……
何を言ってるんだ此奴は。
前世を信じてるかと聞かれ、信じてると答えれば自分は前世の記憶があるのだと言う。
それだけでも随分頭が可笑しいが前世は過去のものではなく未来のもの、つまり小娘は未来から来てると言っているのだ。
初めは信じていなかった。いや信じるつもりもなかった。
しかし小娘の言ってる事は何故か事実だと思えてくる。
これはやはり稀血のせいだろうか。
それから小娘は色々なことを教えてくれた。
1つ目は3つ先の元号『令和』という所から来ている事。
2つ目は15歳で死んだ事。
3つ目は先日私の顔を見て前世の記憶を取り戻した事。
何故私の顔で思い出したかと聞いた所それはこいつにも分からないのだと言う。
馬鹿げた話だ。
しかし最後に小娘は言った。
強い者を見ると名前や年齢、人柄、更には過去も分かると。ただそれは明確ではない。と。
未来は分かるのか?と聞いたら詳しくはわからないらしい。
それが本当ならば面白い。
此奴は使える。
そう思った無惨はAを無限城に置くことを決めた。
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虹心(プロフ) - コメント失礼します!とっても面白いこの小説が大好きです!続き楽しみにしてます! (2月5日 15時) (レス) id: 62f09173e9 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - ツバキさん» コメントありがとうございます!更新おまたせしました、全然完結じゃないです!😹亀更新ですがこれからもよろしくお願いします😚 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - lokilokiさん» コメントありがとうございます!プレイリストがなにか存じ上げませんがありがとうございます笑。今後ともよろしくです🫶 (1月17日 17時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - 面白すぎて一気見ました!!さいこうです!連載状況が完結となっていますが、これで完結なのでしょうか?個人的には続きが気になるので更新楽しみにしてます! (12月31日 17時) (レス) @page13 id: 340cc653a8 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 20時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年3月17日 0時