青く輝く月を君に…fin【名前変換オリジナル】

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「アオイ、こっちから行きましょう！使用人は今大広間に集まっているはずだから」




アオイ「ああ、行こうか」







私達はこの家を抜け出す事にした。

簡単に行かないことは分かってる

でも貴方との繋がれた手に希望が見えたの









それだけで…









アオイ「リリカ、君は誰にあんなことされたの？」






それは驚くだろう。
私が鎖に繋がれて、GPSセンサーが入った首輪を付けられていたら…







「…お兄様よ」









アオイ「あの人、昔からリリカしか見てないからな」









「…え？」







アオイ「覚えているんだ。9歳の時君と家を飛び出した日…僕らを見つけたのは君のお兄様の使用人だった。」









そんなに前から…！？







「…怖いわ、自分自身の欲のままに他人に支配されるのは怖いわ」







アオイは私の頭に手を置いた。






アオイ「…大丈夫、もう大丈夫だから」








嬉しかった。この世の何よりも…
アオイからの言葉が嬉しくて嬉しくて






「…ありがとう」









アオイ「さぁ、行こうか！もうすぐ抜け出せる」


「えぇ！」









ライト「そこまでだよー！！！」









「…！！」





アオイ「…！」




お兄様！！！

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