青く輝く月を君に…fin【名前変換オリジナル】

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父「な、何を言っている！そんなの…リリカは女王なんだぞ！！」





水篠「まだ分からないのか？彼女は自由が良く似合う、素敵な女の子には自由が似合う
…僕はそれ以上のことは無い。自分の大切な子供が苦しむ顔は見たくないんだ」






水篠さん…

私のことをここまで思ってくれる人は

こんなに近くにもいたのね







アオイ「リリカ、君は何も特別じゃ無くないだろ？」





「…ええ」









私はアオイの手をぎゅっと握った。







「お父様お母様、ごめんなさい」









「私は何度捕まえられても、何度檻に入れられても
きっと何回でも逃げます」








私はもう1人じゃない
助けてくれる人がいる。

大切にしてくれる人がいる。







「私…全然いい子じゃないの、自由が欲しいのも私の自分勝手な事、本当はここにいるはずの子
でも…ここにいたら私は絶対幸せになれないの」









私の決意が固まった頃





フィナーレに向かって、夜空は姿を変える。

私の人生の限られた時間





…私はどうしても、アオイと一緒にいたい









「…さよなら」






父「ふざけるな！お前ら…！！」


ライト「もういいよ…お父様」


父「お前っ…！！」




ライト「僕……何も見えてなかったみたいだね」









この夜は私達をまるで物語の主役のように
美しい月の光がさしていた。







―――次回、最終回

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