青く輝く月を君に…fin【名前変換オリジナル】

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父「…」




お父様は絶句している。それはそうだろう
お父様はお母様にゾッコンだったから





母「…ごめんなさい、でもリリカ…私は貴方を産んだことを後悔なんてしてないわ
貴方を月城家の子だという事にしたわ。だけれど…本当は違う
だから、似てしまったのね…自由人のあの人に」







「…お母様」





父「…いい加減にしろ！なんなんだよ！リリカもお前も！俺にとって何一つ得な事してくれないな！」









アオイ「…格好悪いですよ」






父「うるさい！！俺は国王としてこいつだけは幸せにするつもりだった！」




アオイ「幸せにするなら尚更、その人にとっての1番の幸せを見つけなきゃいけない」









アオイ…






ずっと……そうだったわ

私は何もない、特別じゃないって思い込んできた。
可哀想な自分を、変えようとも思わなかった。







でも…アオイと出会って

本当の幸せを見つけたの








そうして思うようになったわ









…変わりたいって









「私もお母様も…月城家の人間以前に夢も自由も幸せも、求める1人の女性よ…！
女王だの子供だの…だからってこんなの間違ってるわ！」







父「なっ！！！」





母「…リリカ」








アオイ「…かっこいー」









私は思うわ。
全てを受け入れる事が正義じゃない

私は私を幸せにしたい。


…大切な愛に包まれて、生まれてきたのだから

お母さんが愛した人、愛された人
2人の愛を受けたんだから。









―――ガチャ…




人影が見える。
月夜に照らされて、その人はこちらへ歩み寄る。








アオイ「お、スペシャルゲストの登場かな」





「…え？」







母「貴方…な、何でここに！！！！」




アオイ「しばらく会っていなかったようですね」






どういうこと…！？



「あ、あの…」









アオイ「リリカの…本当のお父様だよ」






「…！！！！！」









青く輝く…透き通った目に既視感を覚えた。



こんなことってあるのね
































































水篠「…リリカちゃん！」

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