↑８２話↓ ページ46
→Aside←
A「…この力で一人でも多くの人を救えるのなら、それもいいかもな。」
リボ「ふざけんな！」
A「…。」
リボーンは今までで聞いたこともないような声であたしを怒鳴りつける。
表情は黒いボルサリーノに隠れて見えなかったが、小さな拳をこれでもかというほど握りしめているのが見えた。
…こんなに怒るリボーンは初めて見たな…。
怒鳴るリボーンをよそにあたしは冷静にその様子を窺う。
リボ「…頼むから、俺がいない所でその力は使うな…お前に何かあったら俺は…。」
A「…ありがとな、リボーン…あたしはその気持ちだけで十分だぞ…？」
苦しげに俯くリボーンにあたしは優しく声をかける。
リボ「いいから使うな…怒鳴って悪かった…見えるところだけ手当てする。怪我しているところを見せろ。」
リボーンはそう言うとあたしを手当するために保健室の薬品戸棚から必要な治療用品を持ってきて、小さな手で優しくあたしを手当てし始める。
リボ「…お前は何でも一人で解決しようと考えんな。何かあったら些細なことでもすぐ言えって言ってんだろ。」
A「…うん。…いつも結局最後にはこうやって迷惑かけてるよな…ほんとごめん…。」
リボ「そういう意味で言ってんじゃねーし、別に謝ってほしいわけでもねー…。」
A「…うん。」
…やっぱりあたしは駄目だな…一人を助けたと思ったらそれで苦しむ奴もいる…これじゃああたしが人を救うなんて思うこと自体がおこがましいことだ…。
リボ「…人を救いたいという気持ちが悪いわけじゃねぇ。…ただ俺は、その力を使うのが許せねーんだ。その力はお前に返ってくる…俺は、その力で傷つくAの姿は見たくねぇ…。」
A「リボーン…ありがとう。」
そう言って見えるところの手当てが終わるとリボーンはあたしを見つめる。
…ん?なんだ？
リボ「…されるがままにされやがって…お前が殺れないなら俺が殺ってやろうか？」
A「馬鹿言うな…いいんだ、あたしが勝手にそうさせてんだから。…だから早くそれをしまえ。」
あたしの髪が濡れていたり、水を浴びたせいで体が冷えていたり、先ほど叩かれた片頬が赤く、リボーンが治療していない口の端を怪我しているのに気付いたのかリボーンは懐から殺しの時に愛用している拳銃を取り出すが、あたしはそれを止めて拳銃を収めるように言う。
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黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 大福さん» 閲覧やコメントありがとうございます！一番好きだなんてとても嬉しいです！とても励みになります！これからも頑張らせていただきますのでよろしくお願いします！(*´∀`)/ (2017年4月7日 9時) (
レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
大福 - めっちゃ良いところやん!！この小説一番好きです!！これからも頑張ってください!!(^^) (2017年4月7日 2時) (レス) id: a4cb61a9a8 (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 悠さん» 閲覧やコメントありがとうございます！喜んでいただけて光栄です！そう言っていただけると励みになります！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！o(*ﾟ▽ﾟ*)o (2017年4月3日 20時) (レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - とっても面白いです！！これからも頑張って下さい！ (2017年4月3日 20時) (レス) id: 49ea3e4c7f (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 闇の道化師さん» 閲覧やコメントありがとうございます！楽しんでもらえて私も嬉しいです！応援、励みになります！これからも頑張りますのでよかったらまた見て下さいね！(^o^)／ (2017年4月3日 13時) (レス) id: 017ad6c40f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kurousagi/
作成日時：2015年9月12日 12時
