↑81話↓ ページ45
→Aside←
?「おい…A…。」
A「!」
あたし以外誰もいないと思っていた空間でぽつりと、幼くも怒りを含んだような低く静かな声が聞こえてくる。
…やば、京子のことを思っていたら気配に気づけなかった…。
あたしは急いで顔を拭うといつも通りに戻る。
A「おう、どうしたんだ、リボーン。沢田の近くにいなくても良いのか?」
リボ「…そんなこと、今は関係ねぇ。」
あたしが話題を逸らそうともリボーンは聞く耳を持たない。
…参ったな…さて、どうしようか…。
リボーンはあたしに近づいてきて、ついに目の前であたしを睨みつけるように見てくる。
…逃がす気0だな。
A「関係ねぇってなんだよ、生徒なんだろ?リボーン先生?」
リボ「茶化すな。…A、お前、使ったな…?」
A「…何のことだ?」
リボ「しらばっくれんじゃねぇ…自分が一番分かってんだろ。」
A「…。」
あーあ、ばれちった…こいつ等にバレるとおっかないんだよなぁ…。
…んな怒ることねーじゃん…。
あたしは虹のおしゃぶりの力で人の怪我を自分に移せる力がある。
そして、あたしの体は特殊なことに怪我をしても早く治る。
ちょっとした擦り傷、切り傷なら1日経たずで完全に跡形もなく綺麗に治る。
あたし自身はこの力と、怪我をしてもすぐに治る特殊な体質は相性が良いと思っているが、この力を使うとリボーン達には良い顔をされたことがなく、むしろ使わないように言われている。
リボ「使わねーって約束はどうした。」
A「だって…助けたかったんだ…痛いのは、辛いし、苦しいだろ…?だから…」
リボ「それはお前も同じだろーが。」
A「あたしの体はすぐに怪我は治るんだから別にいいだろ?」
リボ「…そういう問題じゃねぇ。」
…なんでお前がそんな苦しそうな顔をするんだ…。
別にお前が怪我をしたってわけじゃないのに…。
A「…でも…あたしは…出来るだけ多く、苦しんでいる人がいたらこの力を使って助けたいと思っているんだ…だから、これからもこの力は使うと思う。…苦しんでいる人を助けたいと思っているあたしにその人を助けることができる力がある。…使わない手はないだろう…?」
リボ「…その力はお前みたいな奴が持つべき力ではなかった…このまま続けたらいつか…身を滅ぼすことになるかもしれねーぞ…。」
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黒ウサギ@リボーン再燃焼☆(プロフ) - 大福さん» 閲覧やコメントありがとうございます!一番好きだなんてとても嬉しいです!とても励みになります!これからも頑張らせていただきますのでよろしくお願いします!(*´∀`)/ (2017年4月7日 9時) (レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
大福 - めっちゃ良いところやん!!この小説一番好きです!!これからも頑張ってください!!(^^) (2017年4月7日 2時) (レス) id: a4cb61a9a8 (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ@リボーン再燃焼☆(プロフ) - 悠さん» 閲覧やコメントありがとうございます!喜んでいただけて光栄です!そう言っていただけると励みになります!これからも頑張りますのでよろしくお願いします!o(*゚▽゚*)o (2017年4月3日 20時) (レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - とっても面白いです!!これからも頑張って下さい! (2017年4月3日 20時) (レス) id: 49ea3e4c7f (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ@リボーン再燃焼☆(プロフ) - 闇の道化師さん» 閲覧やコメントありがとうございます!楽しんでもらえて私も嬉しいです!応援、励みになります!これからも頑張りますのでよかったらまた見て下さいね!(^o^)/ (2017年4月3日 13時) (レス) id: 017ad6c40f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒ウサギ@リボーン再燃焼☆ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kurousagi/
作成日時:2015年9月12日 12時