↑68話↓ ページ30
→Aside←
―――――バンッッ!!
あたしは思わず机に思い切り手を叩きつけて立ち上がる。
A「…っるせぇな…」
女子1「え…天音…さん…?」
男子2「な、なんだよ急に…びっくりするだろ…?」
A「…。」
急に態度が変わったあたしを取り囲んでいたクラスメートたちは少しだけ距離をとる。
あたしは何も言わない、ここで口を開くともう自分では抑えられないような気がしたからだ。
京子に目をやると心配そうにこちらを見つめていた。
…我慢だ…京子のためにも我慢しろ!あたし…!
姫歌「も、もぉっ!Aちゃん、どおしたのぉ?姫、大きな音して怖かったぁ!でも〜、姫はぁ〜、京子ちゃんの方がもぉ〜っとこわぁいのぉ〜…だってね、姫にナイフで切りつk…((A「ちょっと黙れよ」…え…A…ちゃぁん…?どぉしたの…?姫、悪くないのに、なんでぇ…?」
あー…イライラする…ほんと、こんなクズ人間がよくいたものだ…。
生きていて恥ずかしくはないのだろうか…?
あぁ、きっとそれすらも分からないんだろうな…。
そんなことを考えていると…
―――――ガラッ
担任「はい!みんな席について!HRを始めます!」
先生が入ってきてみんなが席に着くように言う。
…正直助かった、もう少しで自分を自分で抑えられないところだった。
担任「じゃあ、昨日に引き続いて今日もこのクラスに転校生が来てくれました!みんな、仲良くすること!じゃあ、入ってきなさい。」
女子生徒「え、また転校生?今度はどんな子が来るんだろうね!」
男子生徒「女子こい!女子…!」
―――――ガラッ
先生がそう言うと教室の扉が開いて、昨日あたしが再会した銀髪でアクセサリーをジャラジャラとつけた男子生徒だった。
担任「彼は、イタリアに留学していた獄寺隼人君だ。」
女子生徒1「ちょ…かっこよくない〜?」
女子生徒2「帰国子女よ!」
姫歌「きゃ♡姫の王子様が迎えに来てくれたのねぇ!後でしっかり挨拶しなくっちゃ♡」
少々とんだ勘違いをしているメス豚の声が聞こえたが、周りの女子も色めき立って隼人のことを口々にかっこいいだの、素敵だの言っている。
…ふむ、隼人はモテるタイプの男子なのか…あたしはそういうのはよく分からないが、みんながかっこいいというのならかっこいいのだろう。
あたしは小さいころに隼人と過ごすことがあったからその隼人のかっこよさに慣れてしまったのかもな…。
114人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒ウサギ@リボーン再燃焼☆(プロフ) - 大福さん» 閲覧やコメントありがとうございます!一番好きだなんてとても嬉しいです!とても励みになります!これからも頑張らせていただきますのでよろしくお願いします!(*´∀`)/ (2017年4月7日 9時) (レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
大福 - めっちゃ良いところやん!!この小説一番好きです!!これからも頑張ってください!!(^^) (2017年4月7日 2時) (レス) id: a4cb61a9a8 (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ@リボーン再燃焼☆(プロフ) - 悠さん» 閲覧やコメントありがとうございます!喜んでいただけて光栄です!そう言っていただけると励みになります!これからも頑張りますのでよろしくお願いします!o(*゚▽゚*)o (2017年4月3日 20時) (レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - とっても面白いです!!これからも頑張って下さい! (2017年4月3日 20時) (レス) id: 49ea3e4c7f (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ@リボーン再燃焼☆(プロフ) - 闇の道化師さん» 閲覧やコメントありがとうございます!楽しんでもらえて私も嬉しいです!応援、励みになります!これからも頑張りますのでよかったらまた見て下さいね!(^o^)/ (2017年4月3日 13時) (レス) id: 017ad6c40f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒ウサギ@リボーン再燃焼☆ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kurousagi/
作成日時:2015年9月12日 12時