↑５４話↓ ページ15
→Aside←
A「…な、何か言ってくれよ…おかしいなら変だって言ってくれても良いからさ…。」
反応が無いよりは変だと笑い飛ばされた方が気は楽だ。
その方が「何でそんな事言うんだよ！」ってあたしも言葉を返しやすい。
しかし流石に面と向かって言われるのはあたしだって気持ちの良いものではない。
あたしは恭弥から視線を外して言葉を待つ。
雲雀「A、目…逸らさないで、僕を見て。」
A「へ…？」
「おかしい」、「おかしくない」…そんなあたしの考えていた答えとは違う言葉が返って来てあたしは思わず拍子抜けしてしまう。
それでも恭弥の言われた通り恭弥と目を合わせる。
恭弥は相変わらず涼しげな顔であたしの着ている浴衣を…あれ？
なんか恭弥とずっと目が合っている様な…？；
いやいや、気のせいだよな…恭弥はこの浴衣を見に来たんだから。
例えずっと目が合っているような気がしてもきっとそれは気のせいであるに違いない。
雲雀「ふふふっ…A、面白いね。」
A「えぇ！？面白い！？；」
面白い！？！？どういう事！？
あたしはこの姿では変か変じゃないか以前に面白いで出来ているのか！？
というか、面白いは変って事か？変じゃないって事か？どっちなんだ！？
雲雀「うん。その百面相、面白い。ふふっ…。」
百面ｓ…って浴衣の事じゃないのかよっ！！；
ほんとに驚いたよ！ちゃんと浴衣着てるのに、流石に面白いだなんておかしいと思ったよ！；
…なんか心の中でワタワタしているのが馬鹿みたいだ…というか、勝手にあたしが恭弥に振り回されすぎているのか…？；
A「…って、じゃなくて！；…結局どうなんだよ、浴衣は…。…おかしいとか、おかしくないとか…変とか、変じゃないとか、色々あるだろ…？」
雲雀「…気になる？」
A「え？」
クスクスと笑っていた恭弥がいつもの恭弥に戻った。
…でも、いつもよりちょっとだけ真面目な顔してる様な…？
雲雀「僕が浴衣を着たAをどう思っているか…気になるの？」
あれ？浴衣を着たあたし…？
あたしが着た『浴衣』の事じゃなくて、浴衣を着た『あたし』の事…？
…ん？なんかよく分からなくなって来たぞ…？
A「えっと…うん…？」
頭の中で混乱しているあたしはとりあえず訳も分からずに相槌を打つ。
雲雀「へえ、気になるんだ…？」
それを見た恭弥はニィっと悪戯っぽく笑ってあたしにだんだん近づいてくるのだった。
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黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 大福さん» 閲覧やコメントありがとうございます！一番好きだなんてとても嬉しいです！とても励みになります！これからも頑張らせていただきますのでよろしくお願いします！(*´∀`)/ (2017年4月7日 9時) (
レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
大福 - めっちゃ良いところやん!！この小説一番好きです!！これからも頑張ってください!!(^^) (2017年4月7日 2時) (レス) id: a4cb61a9a8 (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 悠さん» 閲覧やコメントありがとうございます！喜んでいただけて光栄です！そう言っていただけると励みになります！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！o(*ﾟ▽ﾟ*)o (2017年4月3日 20時) (レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - とっても面白いです！！これからも頑張って下さい！ (2017年4月3日 20時) (レス) id: 49ea3e4c7f (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 闇の道化師さん» 閲覧やコメントありがとうございます！楽しんでもらえて私も嬉しいです！応援、励みになります！これからも頑張りますのでよかったらまた見て下さいね！(^o^)／ (2017年4月3日 13時) (レス) id: 017ad6c40f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kurousagi/
作成日時：2015年9月12日 12時
