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「わーい、イルガーいっぱいですよ太刀川さん」
「そりゃ斬り甲斐があっていいな」
下は降りるよりも上から飛び降りたほうが早いって思ったから屋上から飛び降りることにした。そこから見えたのは本部に突撃しようとしてくるイルガー数体。あれ、そんないっぱいじゃないな。
ま、いっか。
1体は砲撃で撃墜されたけど、もう1体は本部の壁に激突して爆発した。けどそんなので壊れる外壁じゃない。そしてまたやってくるイルガー3体。
「このままいったら外壁壊れちゃいませんかね」
「さあな。A、2体よろしく」
それだけ言ってグラスホッパーを使って屋上からイルガーの方向へと移動する太刀川さん。ええ、おれが2体もやるの?
「しかたないなあ。
太刀川さんを習ってグラスホッパーで屋上から飛び降りて、お得意の合成弾をイルガーに向けて数発ぶちかます。頑丈って言われるそれはぶちかまして数秒後に下に墜ちていった。
『慶!お前の相手は新型だ。斬れるだけ斬ってこい。A、お前は南部に向かってB級を援護してくれ』
「了解、了解」
「はあい」
ぴょんぴょんとグラスホッパーを出しながら返事をする。南部、なんぶ。あれ、こっちは西だな。
方向が違っていたことに気がついて慌てて方向を変える。あっぶね。
「A」
「はい?」
「お前熱出してんだから無理はすんなよ」
「はあい。太刀川さんこそ、いや、太刀川さんならいっか」
気をつけてくださいね。だなんてきっとこの人には不要だ。
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む(プロフ) - 大好きです! (2022年10月14日 6時) (レス) @page18 id: 0d837f5408 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2022年2月10日 16時