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「A先輩ってば熱あるのに来たの?」
「おれだけ寝てるわけにもいかないじゃん」
「いずみん先輩怒ってるけど?」
「それはそれ。これはこれ」
むすっとした顔の公平に両手を合わせてごめんねする。それを見るなり深々とため息をつかれた。あ、説教されるかな。
「はあ。ここでごちゃごちゃしてても仕方ねーからC級んところ行くぞ」
かと思ったら違ったらしい。もしかしたら全部終わったら怒られるパターンかもしれない。そしたらどうやって逃げようかな。太刀川さんを犠牲にして逃げよっかな。
走り出して数分、ようやく悲鳴っぽいのが聞こえてきた。道路から家の屋根に飛び移ってその方向に目をやる。そこには話題の新型数匹と白色の隊服を着たのが数人、あと見覚えのあるやつ2人。
「お先ー!」
「あ、A先輩ずるーい!!」
ぴょんぴょんと飛んで1番に新型の群れに突っ込んでいく。そして威力増し増しの
「京介、元気ぃ?」
「まあ元気ですけど……。A先輩だけですか?」
「おれだけじゃ不満かよお前」
「そんなことないすよ」
俺らもいるぜと後ろから米屋の声が飛んでくる。おいこら京介、なんだそのほっとした顔。
「先輩が助太刀してやるぜ。泣いて感謝しろよ」
「泣かないけど感謝しますよ。C級を基地まで逃がします。迅さんの指示です、敵を引きつけてください」
迅さんの名前にいの一番に反応したのは緑川。まあこんだけ増援来たらなんとかC級も無事本部に行けるでしょ。
▽
忙しいことを理由にしたいわけじゃないのですが、絶賛多忙中なのでかたつむり更新でも許してください!!!!!!!!!本当に申し訳ない!!!!!!!!
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む(プロフ) - 大好きです! (2022年10月14日 6時) (レス) @page18 id: 0d837f5408 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2022年2月10日 16時