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あと二駅……、一駅……、
着いた！と思った瞬間 開くドアと同じタイミングでホームに飛び出る。何度も来てるから出口まで一直線に走っていった。
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都内の公園。
所謂、都会のオアシス的なそこは有名な観光地だ。人で溢れていることが多いが、植物園のようなハウスの後ろに小さな広場があることは意外と知られていない。
俺と、Aの秘密の場所。
生い茂る草木を押しのけて広場に出ると、Aがいた。
叫んで抱き締めたくなるのを抑えて、後ろから声をかける。
「A、」
返事はない。
…俺の想像は、当たってしまったのか？
不安で心臓がぎゅっと締め付けられる。
そのまま近寄って腕を掴むと、驚いて振り返った。
呼びかけた声は聞こえていなかったと推測出来るほど怯えた表情をしてるA。
『！？……なんで、駿貴がここにっ』
「俺と別れたいとか嘘でしょ」
『え？』
「ほら、……聞こえてないんじゃないの。」
『！な、なんで知って…』
ゆっくり喋ると俺の唇に視線が集中する。
分かるに決まってるだろ。
「おーい、
何年一緒にいると思ってんですかあんたはー」
むに、と両頬を掴むと唇に集中してた視線がやっと合った。すると途端に赤くなる頬。
…こんな反応で他に好きなやつがいるなんて信じられるか！
「好きなやつなんて、他に居ないでしょ」
クサイ台詞もこの時だけは流れるように出てきた。
『〜〜っしゅんき、』
「おぁ〜泣くな泣くな」
『っ』
溢れてくる涙を見てちょっと動揺したけど、泣くってことは俺の予想は大正解って訳で。
泣きじゃくるAをゆっくり抱き締めた。
耳元に唇を寄せる。
「…聞こえとるの？」
『っ、うん、少し』
「そっか、よく一人で耐えたね」
『〜っめいわく、かけた、なくって』
「迷惑じゃないよ」
俺が呟いた言葉に大きく目を見開いて、ふにゃりと嬉しそうに目を細めた。
「…迷惑じゃないから、これからは頼って。
いつまでも Aの傍にいるから、ね」
耳元で囁いた言葉はAに届いたのか、涙の跡が残る顔でいつもと変わらないきらきらとした笑顔を見せた。
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夢の続きをくれたのは、あなただけだったよ
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リクエスト有難うございました！
須貝さんは勘が鋭そう。
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しぃ(プロフ) - 遊馬さん» sngwさんが推しである私からすると沼にはまってもらいたいところです笑でも、もっとsngwさんの魅力を知っていただけるとうれしいです！ (2020年2月19日 20時) (
レス) id: 1457e73937 (このIDを非表示/違反報告)
遊馬(プロフ) - しぃさん» こちらこそリクエスト有難うございました！新鮮過ぎてキャラが掴めてませんが良い挑戦になりました。滲み出る頭脳明晰オーラと実況者・ゲームオタク感がいい塩梅で面白かったです(笑) 実況沼が深そうなので出来れば沼落ちせず、足湯程度に楽しみたい所存です…。(笑) (2020年2月19日 17時) (レス) id: 76910c058a (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - sngwさんのリク、書いてくださってありがとうございます！実況面白いですよね！たまにほんとに東大生か？と思ってしまいますwww (2020年2月18日 20時) (レス) id: 1457e73937 (このIDを非表示/違反報告)
遊馬(プロフ) - ぬーさん» ご愛読有難うございます。リクエスト承知致しました！更新再開までまだまだ時間がかかりそうですが、より良いものをお届け出来るよう頑張りますのでお待ちいただけたらと思います…！ (2019年12月17日 23時) (レス) id: fccb4604d0 (このIDを非表示/違反報告)
ぬー - はじめまして。いつも素敵なお話ありがとうございます！福良さんでハッピーエンドなお話が読みたいです^^前半、両片思いやすれ違い等少し切ない感じからハッピーエンドの流れだと尚嬉しいです！ご検討いただけると幸いです、よろしくお願いします！ (2019年12月16日 0時) (レス) id: 78f20a16f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊馬
| 作成日時：2019年8月27日 22時
