変な人たち(四年生) ページ40
。
『いやぁほんと、ありがとね助けてくれて…うん』
「先輩も大変なんですね…
「何かあったら、僕達で良ければ遠慮なく頼ってくださいねっ」
『ふ、ふたりともッッ……(感動)』
昼御飯を食べながら、先程の地獄から救ってくれた二人に礼を言う。
若干の四年嫌いが出ているが
それでも素直で良い子な後輩達に涙腺に響く。
ああ、どんな君たちも愛すよ私は__(?)
『はぁ、、心が浄化されていくッッ』
「??えっと…良かったですね(?)」
味噌汁を片手に隣の藤内を撫でる。「菅野先輩に撫でられる予習してなかったなぁ…」と照れくさそうにぽそりと呟く藤内。通常運転である。
「先輩、ご飯が冷めちゃいますよ」と数馬に苦笑いで言われて藤内から手を離し、ごめんごめんと謝りながら再度白米に手を付けた。
『…基本下級生の後輩って、皆いい子で好きなんだけどさ〜
左門とか二人は特に私に懐いてくれてるというか…そんな感じするんだよね』
そう呟くとそれを聞いていた数馬がふふ、と小さく笑って私を見た。
「僕、他の先輩達よりも、菅野先輩が好きなんですよ。
だって僕のこと、ちゃんと覚えててくれてるんですもん」
数馬が嬉しそうにそう話すと感動でジョバッッと滝のように涙が溢れた。
あぁもうダメだ、私今日から三反田Aになる…(馬鹿)
『……??藤内?』
「……えっ?」
『いや、なんか固まってたから…大丈夫?』
「えっと…そう言われれば、僕どうして菅野先輩が好きなんだろうと思って」
『えッッッ悲し』
うーん…と考え込んでしまう藤内。
それを見た数馬は何かを察したように「菅野先輩の事、決して嫌いな訳ではないので…」とフォロー(?)してくれた。ピエン…(???)
__________________
『ん、食べきったごちそーさま!!ごめんけど私先に教室戻ってるね』
「あ、はい!授業頑張ってくださいね」
『うん、二人もね。
…噂のこと触れないでくれてありがと、そんじゃね』
驚いたような表情をした二人に笑いかけて、お盆を持ち席を後にした。
____________________
「…行っちゃったね」
「…結局、本当なのかな…噂」
「あの人、恋なんて柄でもないと思うけれど…藤内噂誰から聞いた?」
「え、一年は組。」
「だよね…どっちにしろ、先輩不憫だなあ」
「……」
「…藤内さっきからずっと悩んでるけど、大丈夫?」
「…コク」
「(無意識だろうなぁ…多分)」
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スイちゃんのご友人です! - 更新待機 面白かったです三c⌒っ.ω.)っ シューッ (2023年2月6日 12時) (レス) @page40 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - てか作者さん!! 愛され最高✨ 天才です!! 友達と今日遊んでその時にこれオススメしてハマってましたwww これからも無理の無い範囲で頑張ってください (2022年3月12日 19時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
杏。(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです〜!続き頑張りますね!! (2022年3月12日 13時) (レス) id: fabe2279e9 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 今回も最高です!!✨ 続きまってますね (2022年3月12日 12時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
杏。(プロフ) - あいさん» うわぁぁあ初コメありがとうございます!!!そう言って頂けて嬉しいです…!!夢主ちゃんがずっと不憫…いつか報われるといいですね(笑) (2022年3月4日 19時) (レス) @page40 id: fabe2279e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏。 | 作成日時:2021年8月17日 12時