嫌な予感しかしない ページ36
『勘右衛門からちょくちょく聞いてるよ。頭が良くて優秀だって。』
「あはは…なんだか照れるなぁ。俺も君の話は聞いたことあるよ」
『え、わたしの?どんな??』
「それは……勘右衛門のためにも言わないでおくな」
久々知は少し困ったように笑って人差し指を自身の口に当てた。
??一体どういうことだろう…まさかあいつ私の愚痴とか話してんじゃないだろうな…()
「(勘右衛門の想い人……かぁ。いつも惚気を聞かされているけれど、相当この人に惚れ込んでるらしいよなぁ。良い人そうだし、安心したのだ)」
「それじゃあ、俺はこれで。おやすみ、Aさん」
『うん、体冷やさないようにね』
「あはは、君もね。」
そう笑った久々知が長屋の奥へと歩いて行くのを眺めながら、私は自分の部屋の襖に手をかけた___。
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____________翌日。
_______ガラララッッ…
『ふわあ〜……おはよー』
私はいつもの通り、五年は組の教室の戸に手をかけあくびをしながら入った。
昨日はなんとか安眠できた…なんとか…
ぼんやりと寝起きのまだ冷めきらない頭で教室を見渡すと、いつもなら菅野おはよーと返してきてくれるは組の同級生達が、何故か全員無言で私の事を凝視していた。驚いて思わずビクッと肩をはねさせる。
……………………え…いや、なにこの状況
『…………………え、、いきなりなん…………』
「「「「●□△□○◐☆△△〜〜〜〜!!!!??!!」」」」ガタガタッッ
『!?え、はっ?!なに!!?うるさっ!!!』
突然クラス中が私に向かって何かを一斉に喋りかけてきた。
数々の謎の質問責めにあって思わずたじろぐ。
まって、ほんと何!!?私なんかしたっけ!?てかまってうるせぇ、黙れや!!!(キレ)
『ま、待て待て待て落ち着け、落ち着いてくれ!!何?!何があったの!!?』
_________私がそう叫ぶと五年生達が一斉にこう聞いてきた。
「「「「お前失恋したって本当!!!!?」」」」
『…………………………………………はっ???』
なんか知らんが隣の席の奴はめちゃめちゃ笑ってた。
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スイちゃんのご友人です! - 更新待機 面白かったです三c⌒っ.ω.)っ シューッ (2023年2月6日 12時) (レス) @page40 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - てか作者さん!! 愛され最高✨ 天才です!! 友達と今日遊んでその時にこれオススメしてハマってましたwww これからも無理の無い範囲で頑張ってください (2022年3月12日 19時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
杏。(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです〜!続き頑張りますね!! (2022年3月12日 13時) (レス) id: fabe2279e9 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 今回も最高です!!✨ 続きまってますね (2022年3月12日 12時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
杏。(プロフ) - あいさん» うわぁぁあ初コメありがとうございます!!!そう言って頂けて嬉しいです…!!夢主ちゃんがずっと不憫…いつか報われるといいですね(笑) (2022年3月4日 19時) (レス) @page40 id: fabe2279e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏。 | 作成日時:2021年8月17日 12時