【rkrn】フラれたらなんかモテ期きた。

一難去ってまた一難 ページ19

『あー……まぁ、うん、…色々あったんですよ…』


「え、色々ってなに？？え〜聞かせろよ、面白そう」


『面白そうっつったかお前』


何こいつめっちゃうざい…()

そんなに気になるのかねぇなんでなんで？？と言いながら私の周りをウロチョロする隣の奴。


『……うぜぇ…()』

「ねぇなんで？安心しろよー俺言いふらしたりしないし！聞かせて聞かせて」

『なんでそんなキラキラした目をしてるんですかねぇー……』



……さすがにしびれを切らし、もういいか、言ってしまおうと思った

正直なところ、あんまり口にはしたくないが、なんかもう面倒くさくなった
笑いたきゃ笑え、もういっその事好きに嘲笑ってくれ()







『…本当に言いふらしたりなんかするなよ……




実は________。』








私は例の失恋の事を隣の奴に話した。








_________________









「へぇーー………菅野が失恋ねぇ…

しかも相手は重度のマザコンwwうわぁーそれはキツいなwwwww」



『何楽しそうにしてんだよ、その首へし折るぞ』



一通り聞いたら満足したのか「さんきゅー、まぁ次頑張れよ！」と言って満面の笑みで長屋に帰っていった。スキップしながら。


クソ野郎…次なんてどうせしばらくねぇよ…(諦め)




『チッ…あの野郎……あーあのときの光景蘇ってきた…もういいや、学園ブラブラでもして気紛らわそう…。』




くっそ、マジでアイツ覚えてろよ……


そんなことを思いながら私も早々にその場を立ち去った。









.








__________________







「………ね、ねぇ、今の聞いたっ！？！」

「う、うん…！！あの、菅野先輩が、、」

「し、失恋だってぇー！！！」



渡り廊下の先では、一年は組の乱太郎、きり丸、しんべヱが心底驚いたように目を見張って話していた。


「菅野先輩が他の先輩と話してたからつい気になって聞き耳を立てちゃったけど…」

「と、とんでもないことを聞いてしまった…！」



そして三人は無言で目配せし、コクリと頷く。









「………これは……っ」




「「「みんなに言うしかなーいっ！！！！！」」」






.


______________________

三人の口調ってこれで合ってるのかな……()

私の恋はまるでゴーヤのように苦い→←隣の席の奴。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す