【rkrn】フラれたらなんかモテ期きた。

滝ヱ門と三木夜叉丸() ページ15

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「あのっ！先輩もご一緒に朝御飯どうですか？」

『……朝御飯？』



そう滝夜叉丸と三木ヱ門に誘われたので、３人で朝飯を食べる事になった。うわぁ、朝から賑やかだなあ(白目)

右には滝夜叉丸が、左では三木ヱ門が私に同時にぺちゃくちゃ話しかけてきている。わからんわからん、わからんのよ二人同時は()


食堂に入り、席を決める。



二人が空いてる席を探している後ろで、生徒が混んでカラフルな食堂をキョロキョロ見渡していると…



同じテーブルに群青色が固まっている中で、

勘右衛門達と朝飯を食べている八左ヱ門と目があった。


その目の下には薄く隈が出来ていて、
あー昨日寝れなかったのかなぁとぼんやり考えていると

八左ヱ門の頬がまたボフッ、と赤くなって慌てて目を逸らされた。

解せぬ。(ごめん八左ヱ門)




「……？菅野先輩？」

『…あ、ごめん。席見つかった？』

「はい！ちょうど3つほど席が空いてるところが！」

『お、良かったね。行こう』


「「はい！！」」




おうおう、二人して服を引っ張るな。裾がのびる。


________________________



三木ヱ門はA定食、滝夜叉丸と私はB定食を頼み、
3人でしばらく駄弁って(というかほぼ二人が一方的にしゃべってるだけ)料理ができるのを待っていると、美味しそうな匂いと共に料理が運ばれてきた。なんかもうこの時点で随分疲れた。


「お残しはゆるしまへんで〜！！」


『いただきまーす』
「「いただきますっ！！！」」


おばちゃんが例の言葉を言うのを合図に白米に口をつける。……うん、美味しい



……美味しい……けど……。




『(やっぱり昨日の今日だし……あんまり食欲も無いんだよなぁ…)』



その横でうめぇうめぇともりもり食べ進める絶賛成長期ボーイ達(13)(？)
よく朝からそんながっつけるなぁ…まぁ男の子だもんな、仕方ない。


私はその横でちびちび朝飯を食べ進める。
お椀に盛られた全く減らない白米を恨めしく思いながら無理矢理水を口の中に流し込んだ。


うーん、つらい()

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