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「ユリちゃんがA大に入ったのは、Aちゃんと同じ理由でしょ?」



相葉くんは、相変わらずニコニコしながら
アタシの顔を覗き込んだ。


急に胃の奥が重くなって
なんで相葉くんが知ってるんだろう?

って考え始める。




“Aと同じ“


そう言われて、
まさかあの子、喋った....?



って一瞬過ぎるけど。
Aは、絶対にそんな事しない。

じゃぁ、何で....?




ぐるぐると考えて、険しくなったアタシの表情に
相葉くんは気づいていて。


「あ....ごめん!
誰かに聞いたとかじゃないんだ、全然。」


ふと目があった相葉くんは
なぜかイスに座りなおして。


「.....俺、もっと前から知ってたんだ。
ユリちゃんのこと。」




そう言って、テーブルに肘をついて
何かを思い起こしてるみたいだった。




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「オレさ、中央高でDFやってたの。Aちゃんのカレシの翔ちゃんはMFね。
で、ユリちゃんとこの高校に、スゲー上手いヤツがいてさ。
毎回オレが、そいつのマーカーだったんだよね。
試合のたびにマークすんだけど、全然止めれなくて。」



あぁ、ヤバイ。


相葉くんは、そいつの名前すら出してないのに
誰のことだか、アタシにはすぐわかってしまう。


それなのに、相葉くんは尚も
その話を続けて。




「....どうしても、そいつの事を止めたくて。
そいつの色んなトコ見てたの。
練習するときのクセとか、飲んでるスポドリの銘柄とか.....応援に来てる、女の子達....とか。」


「.....そこにいた?アタシ。」


相葉くんの話を、強い口調で遮るようにして
もうその話を終わらせたくて。



急に話を遮ったアタシにびっくりした相葉くんは
口を閉ざした。





「バカな女だなって思った?
影でじっと見てるだけで、気持ち悪いって思った?

思わぬ形で再開して、面白かった?
アタシは.....Aみたいに彼には愛されてないし
むしろ見向きもされてないよ。
勝手に追いかけてきただけだもん!

Aみたいに、可愛く甘えることなんかできないし、素直に優しくなんかできない。

そんなの.....そんなの自分でよくわかってるよ!
こんなとこで蒸し返さないで!」



「ユリちゃん......オレ......」



「もうっ.....!最悪っ!」



そこまで吐き出したアタシは
相葉くんには見向きもせずに、店を出た。



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(プロフ) - 翔潤Loveさん» いつもありがとうございます!空回り翔くん....愛おしいですよね(*´-`)6章まで来てしまいました.....永遠に読める小説目指して頑張りまーすヽ(´▽`)/ (2020年12月1日 17時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 花菜さん» 話のスジが読者様に丸わかりの連載wwwそれだけDSHの翔くんが単純でわかりやすいって事ですかねw最近ストーリー展開がゆっくりすぎて、クドイかなと思いながら書いてたのですが“丁寧に”という評価をいただけて嬉しいです(*´-`) (2020年12月1日 17時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - mikkyさん» 待っていただいてありがとうございます!おかげで楽しく書き続けられてます(*´-`)大人な2人とピュアな2人....これからも見守ってくれたら嬉しいです!ピュアな2人....果たして逃げくれるのか!それとも追い越されるのか....乞うご期待ですw (2020年12月1日 17時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まみ公さん» ヤキモチ焼いて暴走する翔くん...きっとこれからも登場する気がしています(*^^*)そんな事してる間に、きっとユリちゃんと相葉くんは追い越していくw6章も待ってて頂けたら嬉しいです! (2020年12月1日 17時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - さくさん» いとも簡単に追い越される翔くんを全速力で準備中ですw簡単に1つになっちゃったら、DSH終わっちゃう気がするので(笑)とか言ってると妄想の中の翔くんに怒られそうですね(´ー`) (2020年12月1日 17時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年10月18日 10時

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